講義日誌 yasuyuki shinkai

明治学院大学文学部フランス文学科 慎改康之

2006-06-01から1ヶ月間の記事一覧

本日の一曲

France Gal, "Poupee de cire, poupeee de son". 結構みんな知っていたけれど、特にCM曲で使われていたわけではないようですね。山口百恵の歌に似たのがある、ということだったけれど、あえて言えば「ひと夏の経験」でしょうか?

第10回

授業風景の撮影に協力いただきどうもありがとう。結局ただいつものように授業やってただけなので普通に教科書を進めることができ、第6課の本文を読了。そしてさらに時間が余ったんだけど、そのまま今日は早めに終わりました。来週は練習問題をやって、その後…

第10回

本日で第3課を終了。来週は、最初の半分の時間を使って第4課を進めるとともに、学籍番号1064までの方は発音テスト。教科書の一部をランダムに引いてもらって読ませますので、第3課までをしっかり復習しておいてください。 試験範囲は、来週の進み具合を見…

第10回

前回見てもらったリュミエール兄弟およびメリエスの作品それぞれの特徴を、みなさんからのコメントをもとにピックアップ。そしてその後、サイレント末期のフランス映画『アッシャー家の末裔』(ジャン・エプスタン監督、1928年)の一部を見ながら、撮影の技法…

今日は学生のみなさんによる授業評価アンケート、さらには授業風景の撮影などがあり、ちょっとペース配分が難しい一日でした。いずれにしてもご協力感謝です。

第11回

今日から新しいテクストに突入。『性の歴史』の紹介など加えつつゆっくりと進み、553頁下から7行目の"...une partie de son corps"まで。次回はその続きから読み進めます。そして今日言い忘れたんだけど、卒論のプラン作りというのをそろそろ始めてもらおう…

ワイン講習会

本日、仏文学会主催2006年度最初のワイン講習会が開催。今回も前回に引き続きフランスの蔵元の方々がかけつけてくださいました。私自身は飲むのと写真を撮るのとでなかなか話を聴くことができなかったんだけど、みんなは最後のクイズにちゃんと答えていたの…

第12回

『レーモン・ルーセル』と『臨床医学の誕生』との交叉する地点として、「構成されたもの」としての「見えないもの」をめぐる分析を紹介した後、マグリット論『これはパイプではない』へと移行。まずは、イメージと言葉との乖離を描いたマグリットの絵画によ…

第11回

"bien"の項目の残りの部分を読み終えた後、恒例の討論会。「美しいもの」について、これは時代、土地によってさまざまに異なる相対的なものでしかないのか、それとも誰にとっても美しいようなものがありうるのかということについて、いろんな考えを聞くこと…

第11回

死に関する考え方の変化と、人間の有限性をめぐる新たな思考の登場との関係について、前回に述べたことを補足しつつ解説。それから、レーモン・ルーセルの「手法」について。これがどのようなかたちで『臨床医学の誕生』と交叉するのかということに関しては…

レポートのための参考テクスト

現代思想論前期レポートのための参考図書として一番手ごろなのはやはり、授業でも紹介した『フーコー・コレクションⅠ 狂気・理性』かと思われます。文庫本なので手に入れやすいし(ちくま学芸文庫 1400円)。そのなかでもとくに以下のテクストを読んでみては…

本日の1曲

今日はEdith Piaf, "La vie en rose"。これも知っている人が多くてよかったです。反面、吉川晃司の"La vie en rose"はご存知ないようで。

第9回

第5課の練習問題と、第6課の9行目"... de se lever la nuit !"まで。ディクテはその段落の"On parle d'heure d'ete..."から"... on avance encore d'une heure"まで(アクサン省略)。 今日の宿題は少々手ごわいのでもうちょっとよく調べてみます。どのよ…

第9回

本日はあまりにもみんな眠そうだったので、早めに終了(なぜ眠そうだったのかについては敢えて書かないでおきます)。それであまり量は進まず第3課プリント左側ページの最後まで。次回のディクテは楽勝でしょう。 そして授業中にも言いましたが、今学期最後…

第9回

今日からいよいよ映画です。フランス映画の歴史を簡略に紹介した後、リュミエール兄弟とジョルジュ・メリエスの作品からいくつかを鑑賞。まずは映画の創世記にどのようなものが撮られていたのかということを体感してもらいました。 またその一方で、現代映像…

第10回

本日は、卒論の形式および内容に関して解説。ただ、まだちょっと実感がわかないようでしたね。とりあえず、パソコンでのフランス語アクサンの入力方法や参考文献の収集などからぼちぼちと作業を始めてください。 そんなわけで、今日はテクストは進まず。今度…

胃検診はとりあえず無事終了。バリウムもなんとか飲み干しました。検査終了後もらった下剤が帰宅時に効いてきたのはやや想定の範囲外でしたが。それと、本当は2日前あたりからアルコールは控えなければならなかったようで。

劇団四季公演「壁抜け男」のお知らせ

昨日、劇団四季営業部の方から、フレンチミュージカル「壁抜け男」公演の案内がありました。公演期間は9月20日〜10月31日、場所は自由劇場。6月30日までに申し込めば、通常料金8400円のところ、学生料金4200円で観劇できるとのこと(A席)。申込用紙は仏文科…

第11回

今日はレーモン・ルーセルの「手法」とそれに関するフーコーの分析について。秘密の暴露によって秘密が消え去るどころか逆に無限に増殖してしまうプロセスを、ルーセルのテクストを部分的に紹介しながら考察しました。次回はちょっとした補足を済ませた後、マ…

第10回

Bien (souverain bien)の項を、67頁の5行目まで読了。次回は残りを読んだ後、"b"の二つの項目を読んで自分が考えたことについて一人ひとりに聞いていきます。面白いコメントを期待しています! それから、"c"については以下のものを選択。"caractere", "cer…

第10回

『臨床医学の誕生』をもとに、「臨床医学」の表面への視線がどのようにして「病理解剖学」の深層への視線へと変化したのかということを解説。それから「人間学」との関連として、人間の有限性を思考するやり方の変化についてさわりだけ紹介しました。次回は…

遅延

渋谷での飲み会の後先ほど帰宅。ちょっと日誌を書く余力が残っていないので明日書きます・・・劇団四季の話とかいろいろあるんだけど。 - 起床。では19日の講義について。劇団四季公演「壁抜け男」については後ほど。

本日の一曲

今日はSylvie Vartan, "Irresistiblement"(アクサン省略)。どうやら「ウォーターボーイズ」に使われていたとのことで、1年生、2年生、ともに全員ご存知でよござんした。歌詞も配ったことだし、ぜひ歌ってください。

第8回

第5課の本文を終了。今回は、文章が読みやすかったのではないかと思います。当たりはずれがあるのかなと。次回は練習問題をやって、それから第6課へ。また言うのを忘れてしまったけど、適量を予習しておいてください。なお、ディクテは15頁、"Mais des dep…

第8回

今日は第3課の最初から、プリント左側頁下から10行目"... ou votre carte d'identite"(アクサン省略)まで。ディクテ範囲としてはちょっと多めかなあ?まあ、短めに切って出すので、なんとかがんばってください。いずれにしても毎回の点数はさほど問題では…

第8回

まず、手と目との関係をめぐる抽象主義と抽象表現主義との差異について考察した後、フランシス・ベイコンの作品について。脳に訴えるのではなく神経に訴える絵画を描く、というベイコンの言葉から出発して、ジル・ドゥルーズの言う「感覚の論理」がどのような…

4ゼミコンパ&4ゼミ合宿

昨日書き忘れたこと。7月12日が今学期最後の4ゼミなので、その日の夜に軽く(あるいは激しく)打ち上げをやりましょう。前回参加できなかった方も、今度はぜひ! それからゼミ合宿は、9月19〜22日のあいだのどこかということで最終調整に入りました。すでに…

第9回

本日は、最初のテクスト(『監獄の誕生』をめぐるフーコーのインタビュー記事)を読んでどのようなことを考えたかについて一人ひとりに質問。みんな自分自身の関心にひきつけていろんな方向に話が広がり、私自身、非常に楽しく聞かせてもらいました。次のテ…