講義日誌 yasuyuki shinkai

明治学院大学文学部フランス文学科 慎改康之

2006-10-01から1ヶ月間の記事一覧

「溝口健二再発見」

東京国立近代美術館フィルムセンターにて、10月31日火曜日より、「溝口健二再発見」が開催されます。溝口は日本よりフランスでの方が容易にその作品を見ることのできる監督の一人でしたが、没後50年ということでDVDも発売され、ようやく、という感じです。と…

第17回 "la Joconde"(1)

「モナリザ」の第1回。36頁真ん中あたり"... est devenu un musee."まで終了。ディクテはそのすぐ上の""La Joconde" est venue d'Italie..."から"...dans les collections de peintures royales."まで。 モナリザパロディ版の絵葉書、休み中に部屋を掃除し…

第17回 "C'est pour une enquete"(2) et "On fete nos creations"(1)

第5課の残りを終えて第6課へ。プリント左側ページの真ん中あたり、"Vous avez de la chance !"まで終了。ディクテ範囲がちょっと広めですが、2週間あるので大丈夫でしょ。それと以降の予習をよろしく。

第17回 時間のイメージ

エイゼンシュテインとトリュフォー(そしてウェルズ)の映像をもとに、モンタージュと長回しの技法上の差異、およびそれによってもたらされる効果の差異について解説。とくに、『大人はわかってくれない』に見ることのできる「時間」のイメージに焦点を絞っ…

本日は白金祭休み前ということで同僚N岡氏と飲食。でも10時前にはおとなしく戸塚を後にしました。 来週金曜は休日なので次回は再来週です。映画会もあるんでよろしく!

第18回 教会旋法/アルチンボルド

音楽および絵画について、お二方の発表。そして全員の進行状況確認。 来週は白金祭で休講です。とはいえ、言うまでもないことだけど、卒論にお休みはありませぬ。どんどん書いて、どんどん送ってください! ちなみに今日はこれから仏文同僚の方々&学生のみ…

第18回『監獄の誕生』(1)

本日より70年代の権力の軸。ただし、やはり問題は「主体の学」。人間の真理を語る言説がある種の権力のメカニズムといかに密接な関係を持っているかということを見ていきます。まずは1975年の『監獄の誕生』について、身体刑と「君主権的権力」との関係を解…

第16回"certain, certitude"(1)

本日より"certain, certitude"の項。106頁16行目"... immmuable et eternelle"まで読了。ここで扱われているのは、確かさ、確信と真理との関係。論文の書き方とも大いに関係してくるので要注意です。 来週は休講。次回でたぶん一区切りがつくと思うので、例…

第16回『言葉と物』(2)

『言葉と物』第2回。「物自体」について補足的に説明した後、基礎的有限性と人間学的思考との関係について、そしてとりわけ、私は私自身を知りうるのかという問題について、できるだけ平易に解説・・・したつもりですが、いかがでしたでしょうか? 来週は休…

慎改ゼミ卒論テーマ

今年度(2006年度)慎改4ゼミ生の卒論テーマ一覧を個人サイト上に掲載しました。ゼミ紹介文とともに参考にしてください。2006年度慎改4ゼミ卒論テーマ一覧(携帯からはこちら)

本日の一曲

ディズニーアニメ『アラジン』のフランス語版サウンドトラックから、"A Whole New World"のフランス語版を。さすがにこれはみんな知ってましたね。

第16回 Les mangas(2)

第14課のマンガに関する記事を終了。鉄腕アトムがうまく描けず失礼しました。ドラえもんならなんとかなるのですが。たぶん。 次は第16課。ダ・ヴィンチの「モナリザ」にまつわる話題です。

第16回"C'est pour une enquete"(2)

Reflets は、先週の続きから第5課プリント右側ページ真ん中あたりにあるClaudiaの台詞"Merci."まで終了。次回は残りの部分をやって第6課に入ります。もちろんディクテもあり。 フランス語になっている日本語の話をしたけれど、実はうちの仏和辞典には"sumo…

第16回 ヌーヴェル・ヴァーグ

ネオ・レアリズモからヌーヴェル・ヴァーグへ。まずは、ヴィットリオ・デ・シーカ『自転車泥棒』とフランソワ・トリュフォー『大人はわかってくれない』における子供の役割を確認。それから、ドゥルーズの言う「純粋な視覚的・聴覚的イメージ」とはどのような…

ディズニーソングフランス語ヴァージョン

ディズニーソングのフランス語ヴァージョンを集めたCDを、以下のサイトから試聴できます。 FNAC AMAZON.FRなお私のお気に入りはこの曲 。マイルス・デイヴィスの演奏が好きなので。

第17回 ルソー/山

卒論発表の第3回。そして14時よりゼミ写真の撮影。発表のお二方には持ち時間が少なくて失礼しました。今日の話で疑問点などありましたら遠慮なく聞いてください。 それからこれはみんなに関係あることだけど、本文を書いたら書いたところまで早めに見せてく…

第17回『言葉と物』(3)

本日でひとまず『言葉と物』を終了。深層の発明と人間の特権化との関係、そして主体をめぐる問いがはらむ「前批判的混同」について、なるべく日常的語彙を用いて説明したつもりですが、いかがでしたでしょうか?次回は質問に対して答えた後、1970年代の権力…

フレンチバロック音楽演奏会

普通の演奏会では滅多に使われない「ヴェルサイユ・ピッチ」を用いて、フランス独特の響きを奏でます。 演奏者の方々 田中潤一(フラウト・トラヴェルソ) 福沢宏(ヴィオラ・ダ・ガンバ) 加久間朋子(チェンバロ)日時:12月18日(月) 18:00〜 場所:明治…

佐野史郎氏講演

俳優としても有名な佐野史郎氏が、小泉八雲と植田正治にささげた自作の短編『つゆのひとしずく』を上映し、自ら講演―さらにギターを演奏しつつ、小泉八雲作品を朗読します。日時:12月2日(土) 17:30開場、18:00開演 場所:明治学院大学白金校舎アートホール…

第15回"caractere"(3)

"caractere"の項を本日で終了。次回からは"certain, certitude"に入り、これが終わったところでまた一人ひとりに思うところをしゃべってもらいますので、ネタを探しながら読んでいってください。

第15回『言葉と物』(1)

本日より『言葉と物』の話。「物自体」がどうにもわかりづらかったようで申し訳ありませんでした。次回はできるだけ哲学用語を使わず日常的な言葉で理解してもらえるよう工夫します。そして早めに権力の問題に移行しましょう。

第2回戸塚映画会

戸塚キャンパスでの第2回映画会を開催します。今回はアルフレッド・ヒッチコック監督特集。お誘いあわせの上ぜひお越しください!(参加はもちろん無料です) 日時:11月10日金曜日5〜6限(16:45〜20:00頃)場所:戸塚校舎522教室 上映作品についてはこちら…

本日の一曲

Michel Fugain, Un beau roman (Une belle histoire)これをカヴァー(?)したのが、1978年のヒット曲『ミスター・サマータイム』(サーカス)。思ったよりも知っている人が多くて感激でした。

第15回 Les mangas(1)

本日より第14課。2番目の段落の最後("... un bel avenir en France")まで終了。次回はその続き、それが終わったら今度は16課のモナリザの話へ。ディクテは、一番目の段落の、"Il faut dire... chacun y trouve son compte !"のとこです。

第15回"C'est pour une enquete"(1)

本日より第5課。下から2つ目の段落の終わりまで("..., mon mari, les enfants et moi")まで終了。来週はその続きから。ちょっと進度が遅いかなという気がしてきたんで、次回からはもう少しスピード上げようかと思っております。