講義日誌 yasuyuki shinkai

明治学院大学文学部フランス文学科 慎改康之

2009-10-01から1ヶ月間の記事一覧

2010年度3ゼミについて

2010年度3ゼミについて、2年生向けの説明会が11月12日に行われることはみんな知っているだろうけれど、実は、第一次募集の締め切りがその後結構すぐやってきます(説明会のおよそ一週間後)。したがって、説明会の後ではあんまり時間がないので、できるだ…

・フランス語2(Cクラス)プリント9−2の解説から、練習問題まで終了しました。そこまでが来週のディクテ範囲。次回は10の解説から始めます。 なお、来週は史上最初の映画作品を観てもらう予定。リュミエール兄弟です。 ・フランス語演習(Aクラス)第1…

無意識と性

本日は、まず精神分析についての先週の話をおさらいしたあと、セクシュアリティについての発表を二名の方にやってもらいました。「リビドー」と「エディプス・コンプレクス」を中心にやってもらったんだけど、いきなり調べるには難しかったかもしれませんね…

2010年度ゼミ紹介

2010年度の慎改ゼミ(3ゼミ、4ゼミ)についての紹介を、以下に掲載しました。ゼミ選びの参考にしてください。 2010年度3ゼミ紹介2010年度4ゼミ紹介

Aクラスのみなさんへ

関係代名詞の練習問題をBBS([19])にて配布します。こちらからダウンロードしてください。

・フランス語2(Cクラス)ディクテの勘違い、失礼しました!ちょっと疲れてるのかなぁ? さらに、アンリ=ジョルジュ・クルーゾー監督『ミステリアス・ピカソ』など紹介したということもあり、今日はあんまり進まず、Exercices8から9-1まで。そこがディク…

意識と無意識

本日から2009年度特殊研究第2部の開始です。第1部が見る術を学ぶことをテーマに掲げていたのに対し、今度は、考える術を学ぶこと。とくに、哲学・思想関係のテクストを手がかりに進めていきます。 まずは、「意識と無意識」ということで、「無意識」とフロ…

Cクラスのみなさんへ

続きのプリント(11〜15)をBBS([18])にて配布します。こちらからダウンロードしてください。

建築、ファッション

前回仏作文の正解はこちら。Si nous n'avions point d'orgueil, nous ne nous plaindrions pas de celui des autres. そして今回の課題です。小さなことにあまりにも打ちこみすぎる人々は、通常、大きなことができなくなる。 本日の卒論発表は、ル・コルビュ…

Jean Renoir(1)

例によって、仏作文前回課題の正解から。Si nous n’avions point de defauts, nous ne prendrions pas tant de plaisir a en remarquer dans les autres. 今回の課題はこちら。「傲慢さはすべての人間において同等であり、違うのは、表に出す手段とやり方の…

見ることは見ないことである

前回のおさらいを済ませた後、『臨床医学の誕生』においてフーコーが語っている「不可視なる可視性」の構造が、人間学的思考を特徴づけるものとしての喪失と回収の図式と完全に重なるものであることについて解説。そしてそれから、構成的有限性の問題に少し…

・フランス語2(Cクラス)第7課の練習問題3を終えて、第8課の解説を終了。そこまでがディクテ範囲です。第8課の練習問題もやっておいてください。 なお、授業中にお伝えしたとおり、これまでに配ったプリントをBBS([17])にて配布しますので、こ…

知覚、行動、思考

ヒッチコック、ロッセリーニの映像から、知覚と行動の絆について考察しました。見ることしかできない状態、目の前の情景を前にして途方にくれる状態、すなわち、知覚と行動との絆が断ち切られる状態においてこそ、思考が生ずるのだということ。映画のみなら…

フーコーx2

仏作文、前回分の正解は以下のとおり。Il faut de plus grandes vertus pour soutenir la bonne fortune que la mauvaise. そして今回の課題です。「もし私たちが傲慢さを全く持っていなければ、私たちは他人の傲慢さを非難したりはしないだろう。」 本日は…

BBS設置

実験的に、パスワード付きBBSを設置してみました(ページ左上に入り口があります)。携帯からもアクセス可能。学内のイベント情報や授業に関するお知らせなどは、こちらに掲示することにします。そしてもちろん、みなさんからのメッセージ、質問なども歓迎で…

Jacques Tati (2)

まずは仏作文。La constance des sages n'est que l’art de renfermer leur agitation dans le coeur. そして今回の課題。「もし我々に欠点がないとしたら、他の人々のうちに欠点をみつけることにこれほどの楽しみを感じることはないだろう。」 先週に引き続…

臨床医学

先週のアンケートの結果、授業のスピードを落とすことについて概ね賛同が得られたものの、がんがん勧めて欲しいという声もちらほら。そこで、前週のおさらいを少々詳しくやることにして、授業自体は時間の許す限り勧めることにしようと思います。また何かご…

・フランス語2(Cクラス)第7課の最初から、練習問題の2まで終了。来週のディクテはここです。 今日は準備の時間がなくてできなかったけれど、次回にはまた絵画の紹介を挟むつもりです。 ・フランス語演習(Aクラス)第11課の残りを終えて、第12課の受動…

ヒッチコック、ロッセリーニ

今回から、映画史上の転機についての話。まずはヒッチコックとロッセリーニについて、担当者の方々に発表してもらいました。よく調べてうまくまとめていましたね。映画も一人ひとりが両方を見比べてくれていて、感心です。 そしてその後で、二人の映像がどの…

Saint-Exupery

まずは仏作文。正解は次のとおりです。Nous avons tous assez de force pour supporter les maux d'autrui. そして今回の課題はこちら。「幸運に耐えるには、不運に耐えるよりも大きな美徳が必要である。」 本日から卒論についての発表です。まずは、サン=…

Jacques Tati (1)

まずは仏作文から。前回課題の正解です。L'amour propre est le plus grand de tous les flatteurs. 今回の課題もやはりラ・ロシュフーコー。「賢者の不動心は、自分の動揺を心のなかに閉じ込める技法にすぎない。」 まずはジャック・タチに関するトリュフォ…

おさらい2

前回に引き続き今回も、前期のおさらい。今度は、前期に扱った著作の内容に踏み込みながら、人間学的探究を特徴づけるものとしての弁証法と、それに対するフーコーの態度の変化について辿り直しました。 そこから、『臨床医学の誕生』の内容へ、と思っていた…

・フランス語2(Cクラス)先週の続きで、第6課をExercicesまで終えました。ディクテはそこのところ(曜日もお忘れなく!)。来週は第7課からです。 そして今週から少しずつフランス文化の紹介を再開。まずは絵画ということで、オランダ人ながらフランスで…

時間と空間

本日は、長回しの2つの映像(オリヴェイラとトリュフォー)について、それらがいったいどのような効果をもたらしているのかを解説。ジル・ドゥルーズの映画論を手がかりにしつつ、アンリ・ベルクソンの哲学も引き合いに出しながら、時間のイメージについて…