講義日誌 yasuyuki shinkai

明治学院大学文学部フランス文学科 慎改康之

基礎研究

基礎研究 レポート

本日は、前々から伝えていたとおり、学期末レポートをその場で書いてもらいました。これからゆっくり読ませてもらいます。

基礎研究 ギリシアの少年愛

本日もフーコー。『快楽の活用』より、ギリシアの少年愛について語られている箇所を発表してもらいました。 我々が「同性愛」として考えているものとどのように違うのか、理解してもらえたでしょうか?

基礎研究 試験の権力

本日よりフーコー。『監獄の誕生』の試験に関するくだりを発表してもらったのですが、あそこだけ読んでまとめるのは至難のわざでしたね。失礼しました。 次回はセクシュアリティの話です。

基礎研究 実存は本質に先立つ

本日もサルトル。「実存は本質に先立つ」という有名な命題について発表してもらいました。神がからんできたところがちょっとわかりにくくなっていて、苦労したようですね 発表も残すところあと2回。最後はフーコーです。

基礎研究 自由の刑

本日よりサルトル。「実存主義はヒューマニズムである」のなかの自由の刑に関する一節を発表してもらいました。自由が強いられているとはどういうことか、ある程度まで納得してもらえたのではないかと思います。

基礎研究 二種類の記憶

ベルクソンの2回目は、記憶について。やはりベルクソンは難しかったようですね。できるだけ日常生活に引き付けて説明してはみたのですが… 次回からはサルトルです。

基礎研究 すべては変化する

本日よりベルクソン。『創造的進化』の冒頭について発表してもらいました。かなり難しいところで苦労したと思いますが、よく考え、ポイントをおさえてくれていました。 次回は『物質と記憶』です。

基礎研究 性格について

本日もヴォルテール。「性格について」を発表してもらいました。性格は変えられるのか、それとも変えられないのか。でもそもそも自分の性格についてはっきりわかっている人ってあまりいないんじゃないかと思います。

お知らせ 基礎研究期末レポート

基礎研究期末レポートについて以下に記載しましたので、確認してください。 2019年度基礎研究期末レポートについて

基礎研究 愛について

今日からヴォルテール。『哲学辞典』より、まずは「愛について」を発表してもらいました。愛とは肉体的なものである、というシンプルな主張に、かえって戸惑ってしまったかもしれませんね。

基礎研究 とりあえずの格率

本日はデカルト『方法序説』第三部の発表。ちょっと長いところで大変だったと思いますが、うまくまとめてくれていました。デカルトの定める道徳的規則については、それがとりあえずのものであることを頭にとめておく必要があります。 次回からはヴォルテール…

基礎研究 われ思うゆえにわれ有り

本日はデカルト『方法序説』第4部の発表。難しいところでしたが、うまくまとめて、コメントもよく考えてくれていました。 次回もデカルト。一つ戻って『方法序説』第3部です。

基礎研究 悲しみについて

本日より発表開始。モンテーニュの「悲しみについて」を簡潔にまとめ、一人ひとりがよく考えていて、見事な発表でした。これからの人もぜひ参考にしてくたさい。 次回はデカルト『方法序説』より、「我思うゆえに我あり」のところです。

基礎研究 うそつきについて

本日はモンテーニュ『エセー』の「うそつきについて」を、私が模擬発表をやりました。 レジュメの作り方、コメントの仕方を参考にして、来週から発表よろしくお願いします。

基礎研究 イントロダクション

今年度の基礎研究は後期に開講です。今日はイントロダクション。16世紀から20世紀までのフランスの哲学者、思想家のテクストを、発表形式で読み進めていきます。 来週は私がモンテーニュについて模擬発表をやる予定です。発表担当者はこれを参考にして準備し…

フーコー(1)

フーコーの第一回目。今日は『監獄の誕生』から、「規律権力」にとっての「試験」の重要性に関して述べられた箇所を紹介しました。できるだけ具体的な例を出して説明したつもりですが、どうだったでしょうか。

サルトル(2)

サルトルの第2回目は「実存は本質に先立つ」ということについて。「自由の刑」よりも受け入れやすかったのではないかと思います。

サルトル(1)

本日よりサルトル。「人間は自由の刑に処せられている」という記述について発表してもらいました。実存主義に賛同できるかどうかは別として、具体的なイメージを持つことはできたのではないかと思います。

ベルクソン(2)

『物質と記憶』のなかの二種類の記憶に関する一節を紹介。二種類の時間の話と同様、日常的な経験から理解できる箇所だと思うんだけど、言い回しがちょっとわかりにくかったかもしれませんね。

ベルクソン(1)

本日よりベルクソン。『創造的進化』の冒頭部分を発表してもらいました。結構難しかったと思うけれど、よく理解してくれたようで大変結構。次回は二種類の記憶の話です。

ヴォルテール(2)

『哲学辞典』より、今回は「性格」の項目を発表してもらいました。性格は生まれつきのものであり自分で変えることはできないということ、そして性格は身体に表れるということ、これがヴォルテールの主張でした。

ヴォルテール(1)

ヴォルテールは『哲学辞典』よりまず「愛」の項目をピックアップ。このテーマはやはり自分に引きつけて考えたくなりますね。もちろんそれでも結構です。

デカルト(2)

デカルトの第二回は『方法序説』の第四部を、方法的懐疑からCogito ergo sumに辿り着くプロセスに絞って発表してもらいました。やはりここは難しかったですね・・・次回からのヴォルテールはもう少し取っつきやすいと思います。

デカルト(1)

今回は『方法序説』第三部の発表。方法的懐疑を行うにあたり、とりあえず従うべき規則としてデカルトが定めた3、4の格率について考察しました。難しい話が多かったかもしれないけれど、自分の日常に引きつけた考えれば納得のいくものもあったのではないか…

モンテーニュ(2)悲しみについて

今回から受講者による発表開始。『エセー』のなかの「悲しみについて」について、簡潔に要約し、自分たちのコメントも明快に述べてくれて、大変結構。次回からの発表のよいお手本になったのではないかと思います。

モンテーニュ(1)うそつきについて

本日はまず私が発表担当。モンテーニュ『エセー』のなかの「うそつきについて」と題された文章を紹介し、それについてコメントしました。次回からはいよいよみなさんの発表です。

イントロダクション

後期より開始のこの授業では、フランスの思想家たちのテクストを読み解きながら、新たなやり方で考えることができるようになることを目指します。初回の今回は、これから行う授業の概略を説明した後、一人ひとりに自分が考えていることを簡単にしゃべっても…

フーコー(2)

本日は私が担当して、「性」と「権力」に関するフーコーの文章を紹介。前回の「言説」の話よりはとっつきやすかったのではないかと思います。 次回はレポート。しっかり読んで、しっかり考えてきてください。

フーコー(1)

フーコーの『知の考古学』末尾の部分を発表してもらい、「言説」を「語る主体」を参照せずに分析するというフーコーのやり方について説明しました。いまいちぴんと来なかったでしょうか・・・ 次回は、セクシュアリティの歴史に関するテクストを私が解説する予…

サルトル(2)

サルトルの2回目は、「実存は本質に先立つ」という主張について。これを踏まえて、前回の「自由」の話にも少々補足を加えてみました。「存在」の話、「無意識」の話などが出てきて、今日はちょっと難しかったようですね・・・ 次回からミシェル・フーコー。…