講義日誌 yasuyuki shinkai

明治学院大学文学部フランス文学科 慎改康之

2006-12-01から1ヶ月間の記事一覧

本日明学サーバ停止

本日12月28日(木)8:00より18:00まで、明治学院大学のコンピュータネットワークが停止します。これによって、仏文科サイト、私の個人サイトなどへのアクセスが不可となりますのでご了承ください。なお、利用再開時刻は多少前後する場合がある…

卒論相談

本日は希望者を対象に臨時の卒論相談。いよいよあとは締切まで書くしかありません。すでにほとんど終わっている人は最後の詰めとフランス語レジュメをしっかり。なかなか進まない人は、とにかく頭に浮かんだことを片っ端から文字にしていってください。 なお…

Joyeux Noel !

"Nous te souhaitons un joyeux Noel et une heureuse annee !"

本日の映画について補足

本日上映した2本の映画の監督フランシス・ヴェベールは、特殊研究、現代思想論、青学特講のなかで「セクシュアリティ」がらみで紹介した"Le placard"(『メルシィ人生』)の監督でもあります。観ていただいたとおり、コメディ映画が得意。 『奇人たちの晩餐…

第24回 "Tais-toi !"

1年仏語と同様の事情により、こちらも映画。当初の予定は『霧の波止場』だったのを変更、やはりFrancis Veber監督作品"Tais-toi !"(『ルビー&カンタン』)を上映しました。こっちの方が毒も少なくすっきりと笑えたようで。ジャン・レノがたびたび口にしてい…

第24回 "Le diner de cons"

試験範囲が終了したので、本日は映画鑑賞。Francis Veber監督の"Le diner de cons"(『奇人たちの晩餐会』)を観てもらいました。極めてフランス的な毒のあるコメディーでしたが、概ね楽しんでいただけたのではないかと思っております。 1月はまず試験。正月…

第24回 「表面と深さ」

トゥルニエのテクスト「表面と深さ」を読んで考えたことをまず書いてもらい、その後で、「経験」を「超越」したものに真理を見い出そうとする思想と、「経験」そのものの価値を復権しようとする思想との対立について私の方から解説。その上で、後者の思想が…

おまけ

ひとまず今日で年内の授業はすべて終了。メリー・クリスマス、そしてよいお年を!

第25回 いちおう最終回

年明けは授業が始まるとすぐに卒論の締切なので、本日は今年度最後の4ゼミ。もっぱら個別の卒論相談に時間を割き、最後の注意事項などを確認しました。 ただ、やはりこのまま提出日までメールでのやりとりだけでは不安という声があったので、年末、大学が完…

本日は仏文科同僚との忘年会。お久しぶりの方々にも加わっていただき、美味しい地酒とお蕎麦を堪能しました。

第25回『快楽の活用』

年内最後ということで、駆け足で『性の歴史』第二巻『快楽の活用』を解説。ギリシャの性道徳における少年愛の問題、プラトンにおける愛の問題についてのフーコーの分析を、極めて概括的に紹介しました。次回、今日しゃべったことを多少補足し、今年度の授業…

"Chaine des evenements"(3)

残っていた箇所の訳読を済ませた後、「出来事の連鎖」について一人ひとりが考えたことを発表。問題が限定されすぎていてかえって語るべきことをみつけにくかったようでしたね。 次回は今年度最後の授業。哲学的考察の仕上げとして「自由」をめぐる討論を行い…

第22回『知への意志』(3)

「セクシュアリティ」という概念の歴史的形成およびそれに対する抵抗の可能性についてのフーコーの分析を解説。「性解放運動」に対するフーコーのつれなさにも言及しました。 年内の授業はこれにて終了。1月の最後の授業では『性の歴史』第二巻、第三巻をお…

「王様のコンサート」とその打ち上げで遅くなりました。チェンバロ、ビオラ、フルートを満喫。聴き逃した方、次の機会にはぜひ!

フレンチバロック音楽演奏会(再掲載)

明日、白金校舎にて、フレンチバロック音楽演奏会が開催されます。予約不要、参加無料。白金で授業のある方はもちろんのこと、戸塚そして青山からもぜひ!日時:12月18日(月) 18:00〜 場所:明治学院大学白金校舎アートホール

第23回「セクシュアリティ」

本日はまず、ヒッチコックの『白い恐怖』を一部上映。サルバドール・ダリのデザインによる夢のシーンを見てもらいました。精神分析のイメージということで。 それから、性を重要視する考え方と権力との関係、「セクシュアリティ」なる概念の発明、危険と予防…

第24回 総復習

こちらも試験範囲の復習。まずディクテの範囲を確認した後、発音チェックのためにテクストを音読してもらいながら、とくに覚えておいて欲しい表現をピックアップしていきました。まずそこから勉強してもらえるとよいかな、と。そしてこちらも来週は映画鑑賞…

第24回 総復習

期末試験範囲の総復習。とくに発音チェックに重点を置きつつ、試験範囲のテクストを音読してもらいました。とにかくやったところのセリフを丸暗記するつもりで、勉強がんばってください!なお、年内最後の授業となる来週は、映画上映の予定です。

第24回 フランス語レジュメの書き方など

本日は二名の方が原稿を送ってくれたのでそれをもとに注意事項を指摘。それからいつものように全員に対し現在の進行状況を尋ねた後、レジュメに役立つフランス語表現をいくつか紹介しました。役立ててもらえるとうれしいです。 いよいよ締切まで一ヶ月を切り…

第24回『知への意志』(4)

「生権力」とのかかわりにおいて「セクシュアリティ」という概念が歴史的にどのようにして形成されるのかということに関するフーコーの分析を紹介。そして、この「セクシュアリティ」を問題化することこそがフーコー的な「抵抗」に他ならないということにつ…

RFIフランス語学習サイト

先日 amiedecologne さんにご紹介いただいたRFIフランス語学習サイト。平易なフランス語で語られたニュースを、音でも聴けるし文字でも読めるということで(ダウンロードも可能)、これは本当にフランス語の聴き取り練習に最適です。そのほかにも、フランス…

第21回 "Chaine des evenements"(2)

"Chaine des evenements"をほとんど読了し、111頁の"Donc les evenements presents ne sont pas ... quand nous parlerons de la Destinee."を残すのみとなりました。次回はここを終わらせた後、例によって考えたことを発表してもらいます。出来事の連鎖はも…

第21回『知への意志』(2)

今日は、とくに精神分析に関して前回に出た質問に対して回答しました。それから、「生権力」と性とのかかわりについて復習。次回は「セクシュアリティ」、性解放運動といった問題を取り上げる予定です。