講義日誌 yasuyuki shinkai

明治学院大学文学部フランス文学科 慎改康之

2006-11-01から1ヶ月間の記事一覧

ヌーヴェルヴァーグ特集

2006年12月9日から2007年1月5日まで、シネマヴェーラ渋谷にてヌーヴェルヴァーグ特集が開催されます。ゴダール、シャブロル、ロメールらの作品を、この機会にぜひ!特殊研究で紹介したレネの『ヒロシマ・・・』もやります。

オルセー美術館展

2007年1月27日から4月8日まで、東京都美術館にて、「オルセー美術館展」が開催されます。おそらく連日混みまくるんじゃないかと思いますが、挫けず上野に足を運んでください。とくに来年度慎改3ゼミ履修予定の方は必見です! なお詳細については以下を参照…

文字化け

Firefoxでは大丈夫なのでずっと気づかなかったんだけど、他のブラウザ(IE、サファリ等)だと、フランス語のアクサン記号が文字化けしてしまうようですね。失礼いたしました。やはり見た目が悪いので、今後は以前のようにアクサン抜きで書くことにします。過…

第22回 ベルクソン/ランボー

本日はベルクソン、ランボーについての卒論発表。いずれも難しい問題が扱われているので大変だと思いますが、挫けずがんばってください!4ゼミも残るは3回。今後は、その週に書いた部分を全員に提出してもらって、それをもとに注意事項などを説明していき…

第22回 『知への意志』(2)

まず、前回の質問に対する回答として、フロイトおよびマルクスにおける諸概念について解説。それから、カトリックの告解と精神分析の夢解釈との近縁関係に関するフーコーの分析を紹介しました。次回は、性の問題の社会全体への拡張を可能にしたとされる権力…

久々の面子での飲み会で遅くなってしまいました。一部で異様な盛り上がりを見せていたようですね・・・

2007年度慎改3ゼミ履修予定のみなさんへ

本日の特殊研究および2年次仏語の授業でもご報告したとおり、来年度3ゼミ第一次募集の人数を集計した結果、慎改ゼミはかなりの多人数となりました。 もちろん、あらかじめお伝えしておいたように、明学仏文科ではセレクションなどは行いません。そんなわけ…

第20回 Le racisme(2)

人種主義についての第2回。42頁の最後まで終了。次回はExercicesをやって、その後第8課ベルサイユ宮殿の話へと進みます。ディクテ範囲は、42頁真ん中あたりの"Ce n'est pas forcement... des actes racistes."

第20回 "Jour de greve!"(2)

進度にゆとりが出来てきたこともあり、代名動詞や人称代名詞についての詳細な解説を加えながら、第7課まんなかあたりの、"A pied !"まで読了。以後、冬休みまでは、これまでの復習も兼ねてゆっくりとやっていくつもりです。

第20回 ミシェル・トゥルニエ

本日よりテクスト読解。ミシェル・トゥルニエの『フライデーあるいは太平洋の冥界』の一部を原文と日本語訳にて配布し、まずひととおり読んで感じたこと、考えたことを書いてもらいました。そしてその後で、トゥルニエおよびこの作品について紹介し、そのう…

第21回 自己/ジャズ

2名の方の発表。いずれもおもしろい視点からの分析で、論文が楽しみです。その後、他の方々の進行状況報告。そして今日は会議のない日だったこともあり、ゼミ後に個別の質問を受け付けました。そして、毎回言ってますが、原稿お待ちしてます!

本日は昼休みに2007年度4ゼミの説明会がありました。十分に考えて、自分に最も合っていると思うゼミを選んでくださいね。

第21回 『知への意志』(1)

まず、個人を作り変えるテクノロジーとしての「ノルマリザシオン」について解説。それから、『性の歴史』第一巻『知への意志』へ。今日は、抑圧の仮説とそれに対するフーコーの異議申し立てを明確にするところまでやりました。次回は、性に関する言説の増殖…

第19回 発表(2)

本日も、"caractere"および"certain, certitude"の項についての発表。今回はとりわけ、確実性をめぐっておもしろい議論ができました。日常生活や受験勉強などにおいて、いかに我々が確実に身につけたわけではない知識を確実なものとみなしてしまっているかと…

第19回 『監獄の誕生』(3)

フーコーの権力分析における「誰が?」という問いの不在から出発して、そこで「権力」がいったいどのようなものとして考えられているのかを紹介。それから、裁判において「魂」が標的とされるようになっているというフーコーの主張について、これが何を含意…

本日の一曲

Salvatore Adamo, Sans toi, ma mie

第19回 "la Joconde"(3) et le racisme(1)

ここでもやはりまずは期末試験について。前期と同様、授業時間中に試験を行い、不合格の人のみ試験期間に追試を課す予定です。詳細はまた後日。授業は、モナリザのところを終わり、人種差別の問題を扱っている第19課へ。42頁の第一段落の終わり"... est enco…

第19回 "On fete nos creations"(3) et "Jour de greve!"(1)

第7課プリント左側ページの4行目"... sur les lignes A et B du RER."まで終了。それから今日は、期末試験についてアナウンス。12月の最後の授業のときに試験を行い、不合格の人のみ試験期間に追試を課す予定です。詳細はまた後日お伝えします。

第19回 小津、レネ、ロブ=グリエ、デュラス

まず2006年度後期レポートに関して連絡。締切、提出方法等についてはここをクリック。 授業は、小津の映画に関して、そこには一種のライプニッツ的世界があるというドゥルーズの分析を紹介。その後、アラン・レネの『二十四時間の情事』、レネとアラン・ロブ…

第20回 今日は・・・

発表予定が都合によりキャンセル。そこで、一人ひとりの進行状況について報告を受けた後、過去の卒論を見ながら体裁について説明しました。各章にも表紙をつけると見やすくてよいです。それから残った時間で個別の質問を受け付けました。 いよいよ締切まで二…

2006年度冬学期レポートについて

2006年度冬学期の各授業のレポートについて、締切日、提出方法、形式、内容を、個人サイト上に掲載しましたのでご覧ください。以下のリンクをクリックすると該当のページにジャンプします。とくに青学特講に関しては締切日に変更がありますので要注意! 青学…

第20回『監獄の誕生』(3) およびレポート締切訂正!

本日はまず、レポート締切日を訂正。前回は31日を締切日にしようと言ったんだけど、教務課でのレポート受付が22、23、24日の三日間のみということなので、締切を一律に24日水曜日に変更しました。次回もまたお知らせしますが、お間違えのないよう! 授業の内…

発表(1)

テクストの残りを読み終わった後、"caractere"および"certain, certitude"の項に関して考えたことを一人ひとり発表。「性格」については、これが変わりうるものなのかそうでないのかについていろんな考え方が提出され、私の方からは、そもそも内面ないし「心…

第18回『監獄の誕生』(2)

君主権的権力と身体刑との関係についての前回の話を受けて、今日は規律権力と監獄との関係について日常的な例を出しながら解説。「見られずに見る」装置としての「パノプティコン」についても、図解しつつ紹介しました。 なお、後期レポートについても説明。…

本日の・・・

一曲、ではなく、今日はフランス語のマンガTintinと、モナリザのパロディ画数枚を紹介。手持ちのシャンソンが尽きてきたので、これからはフランスにかかわる小ネタで勝負します。