講義日誌 yasuyuki shinkai

明治学院大学文学部フランス文学科 慎改康之

2016-04-01から1ヶ月間の記事一覧

オペラ座の仮面舞踏会

28ページ8行目まで読了。フーコーにとっての問題は、あくまでもマネが何を描いたのかであり、マネが何を意図したのかではないということを強調しておきました。

amour (1)

仏作文前回課題の正解はこちら。 "Le soleil ni la mort ne se peuvent regarder fixement.今回課題はこちらです。 「我々がなす悪は、我々の美質ほど、迫害や憎悪を招くことはない。」"amitié"に関しての討論の続きをやった後、"amourへ。愛をあくまでも身…

感覚、夢、狂気

まずは仏作文の正解から。 La constance des sages n'est que l'art de renfermer leur agitation dans le coeur.そして今回の課題です。 「幸運に耐えるためには、不運に耐えるために必要とされる以上に大きな美徳が必要である。」本日より『狂気の歴史』の…

第1課(2)

今回は10ページTexte1の部分の読みを復習しつつ内容を説明し、11ページをやはり発音中心に練習しました。次回は第2課に入りますので、Texte2の発音確認と単語調べをやっておいてください。そして次回のディクテ範囲は、10ページ1行目 "Voilà une carte"から…

「チュイルリーの音楽会」

26ページ4行目まで読了。ここからは具体的な作品分析です。絵画について語るときにどのようにすればよいのか、フーコーのやり方を参考にしてもらえたらと思います。

amitié (2)

まずは仏作文。 La philosophie triomphe aisément des maux passés et des maux à venir. Mais les maux présents triomphent d'elle.今回課題はこちらです。 「太陽も死も、じっと見つめることはできない。」「友情」を読み終えて、討論開始。次回は、今日…

卒論テーマの絞り方、フーコー紹介

本日は卒論テーマの絞り方について。やりたいこととやれることに折り合いをつける、など、昨年度の3ゼミでも話した内容をあらためてとりあげました。その後で、これから扱う『狂気の歴史』の著者ミシェル・フーコーについて簡単に紹介するとともに、テクス…

第1課(1)

本日より本格的に授業開始。第一課について、まずこの課で学ぶ基本的な文法事項を簡単に確認した後、Texteの発音練習を行いました。次回のディクテは9ページの1〜3から出題します。最初は音読にも聴き取りも大変だと思います。CDを活用し、予習・復習をし…

絵画と表象

本日より講読開始。みんなしっかり予習してきてくれたおかげで、ほぼ予定通りのペースで進み、23ページの18行目まで読了。このペースでいけば、前期でマネ論を読み終えることができそうです。

amitié (1)

まずは前回仏作文の正解から。Nous avons tous assez de force pour supporter les maux d'autrui.そして今回の課題はこちらです。 「哲学は容易に過去の不幸と未来の不幸に打ち勝つ。しかし現在の不幸は哲学に打ち勝つ。」 本日は "amitié"を3つ目の段落ま…

イントロダクション

今年度の4ゼミは、狂気をめぐるミシェル・フーコーのテクストを扱います。まずは、『狂気の歴史』のなかの、デカルトによる狂気の排除をめぐる一節を読みます。 そしてもちろん、卒論指導も同時進行でおこなっていきます。早速来週は、卒論テーマの絞り方に…

イントロダクション

本日はイントロダクション。ABCおよび綴り字の発音について、ごく初歩的な練習をやりました。来週から本格的に授業を開始するので、10ページのTexte1のCDを聴き、単語を調べてきてください。なお、この授業は通常の1年生クラスと再履修クラスの両方を兼ね…

イントロダクション

こちらもイントロダクション。まずはフーコーのマネ論を読んでいきます。今年度は受講者多めなので、それぞれの関心分野について発表や議論をする機会も設けられたらと思っています。

イントロダクション

本日より授業開始です。第一回は、授業の進め方などについてのイントロダクション。ゼミ生一人ひとりの自己紹介もやってもらいました。扱うテクストは、昨年度に引き続きヴォルテールの『哲学辞典』。次回は "amitié"から読み始めます。そして第一回仏作文課…

「授業」ページ更新

いよいよ新学期開始です。個人サイトの「授業」ページを更新し、2016年度の慎改担当授業を簡単に紹介しておきました。「授業」ページへ