講義日誌 yasuyuki shinkai

明治学院大学文学部フランス文学科 慎改康之

2013-05-01から1ヶ月間の記事一覧

ヴォルテール(2)

本日はやはり『哲学辞典』より、「愛」の項目についての発表。愛とは何よりもまず身体的なものである、というヴォルテールの主張を、どのようにとらえたでしょうか?ライプニッツの楽天主義の話も出てきましたね。 次回からはベルクソンです。

en effet, semblerなど

第8課を終了。次回から第9課に入ります。なお、第9課からは、会話文の読解と表現練習を同時進行で行う予定です。 なお、次回は第8課のプリント例文を暗唱してもらいますので、しっかり頭に入れてきて下さい!

期末レポートのことなど

本日は電車の遅延でご苦労さまでした。今日の授業ファイルは以下のとおり。期末レポートについては、またあらためてWEB上に掲載する予定なので、少々お待ちください。フランス学概説ファイル5月31日(掲載終了) 絵画は本日でひとまずおしまい。次回か…

卒論題目相談

本日は、授業の代わりに、卒論題目決定のための面談を行いました。なかなかタイトルまでは決め切れてない人がほとんどでしたが、今日でだいたい固まっただろうと思います。夏休み前には論文プラン、夏休み後には本文の一部を提出してもらいますので、早速い…

真理への意志の強制力について

22ページ下から11行目まで読了。言説の権力と危険を払いのける手続きについてのパラグラフがもうすぐ終わり、言説の出来事性を統御する手続きに関する記述へと進みます。

猫と犬(1)

仏作文の正解はこちら。Nous n'avouons de petits défauts que pour persuader que nous n'en avons pas de grands.そして今回の課題です。「人は時々、自分は追従を憎んでいると信じるが、しかし、追従の仕方を憎んでいるにすぎない。」 本日より「猫と犬」…

期末レポート

2013年度基礎研究期末レポートについて、以下に詳細を掲載しましたので確認してください。 2013年度基礎研究期末レポート

ヴォルテール(1)

ヴォルテールの第一回は『哲学辞典』より「性格」の項目を発表してもらいました。性格は生まれつきのものであって変えることはできない、性格は身体の表面に表れる、という二つのテーマについて、どのように考えたでしょうか? なお、本日は期末レポートにつ…

en plus, d'ailleursなど

教科書36ページのtoujours est-il queの説明まで終了。次回は37ページまで終わらせて、第9課に進む予定。なお第9課からは、会話文についての解説と重要表現の学習とを同時に行うつもりです。 ディクテは34ページJ'ai réussi à me rappeler...以下の…

マグリット

今日からマグリットの話。授業ファイルは以下のとおりです。フランス学概説ファイル5月24日(掲載終了) 一つひとつの作品についての説明が終わらなかったので、来週はそこから始めます。その後で、フランシス・ベイコンの作品紹介などをやり、今度こそ本…

性愛の術

仏作文の正解はこちら。Notre sagesse n'est pas moins à la merci de la fortune que nos biens. 今回の課題はこちらです。「私たちは、理性の力によっては慰められない自分の不幸を、しばしば弱さによって慰める。」 テクスト講読は104ページの18行目…

真理への意志

真理への意志が制度的なものであるということが述べられた段落の20ページ1行目まで読了。ちょっとペースが落ちてきましたが、ここは大事なところなのでいたしかたありません。

健康と病(3)

仏作文の正解はこちら。Il y a dans la jalousie plus d'amour-propre que d'amour.今回の課題はこちらです。「私たちが小さな欠点を告白するのは、自分が大きな欠点を持たないことを信じさせるためにすぎない。」 本日は健康と病についての討論会。ちょっと…

フレッシャーズキャンプ

5月16日から17日にかけての2日間、フランス文学科恒例の1年生新歓合宿フレッシャーズキャンプが行われました。講演会、懇親会、美術館訪問といったイベントを、存分に楽しんでもらえたでしょうか?

性の真理と「主体の学」

まずは前回仏作文の正解から。Nous sommes plus près d'aimer ceux qui nous haïssent que ceux qui nous aiment plus que nous ne voulons. そして今回の課題です。「我々の知恵は、我々の財産と同様、運に左右される。」 今日は、卒論の題目決定のために欠…

真と偽の分割

18ページの2行目まで終了。真と偽との分割を真理への意志という観点から考えるとき、それは歴史的な分割であるということが述べられていました。次は、その分割が変更可能な分割であることについて見ていきます。

健康と病(2)

仏作文前回課題の正解はこちら。 Louer les princes des vertus qu'ils n'ont pas, c'est leur dire impunément des injures.そして今回の課題はこちらです。 「嫉妬のなかには愛よりも多くの自己愛がある。」 本日で「健康と病」の章を読了。次回は健康もし…

デカルト(2)

『方法序説』第4部の「われ思うゆえにわれあり」のところについての発表。難しいところを、ご苦労様でした。その後で、『省察』で展開されている「方法的懐疑」を私が説明。いずれにしても、ちょっと近づきがたい内容だったのかなと思います。 次回からはヴ…

Unité 8

ようやく第7課が終わり、第8課へ。34ページの13行目まで意味を確認しました。ここまでが次回のディクテ範囲です。 来週が短期留学の試験なんですね。みんな行けるように、しっかり勉強しておいてください!

マネの絵画

本日はマネの絵画について。授業ファイルは以下からどうぞ(「20世紀美術の巨匠たち」の作品については、著作権の問題があるので、画家名とタイトルのみ残してあります)。フランス学概説ファイル5月10日(掲載終了) 池田20世紀美術館および坂井眞理…

性の扇動

まずは仏作文の正解。Ce n'est pas un grand malheur d'obliger des ingrats, mais c'en est un insupportable d'être obligé à un malhonnête homme. 今回の課題は以下のとおりです。「私たちを憎む人々の方が、私たちが望む以上に私たちを愛する人々よりも…

狂気の言葉

テクストは15ページの下から4行目まで終了。狂気の見分け方がちょっと議論になりましたが、いずれにしてもフーコーが狂気の真理を語ろうとしているわけではないということに注意です。

健康と病(1)

仏作文の正解は以下の通り。On trouve des moyens pour guérir de la folie, mais on n'en trouve point pour redresser un esprit de travers. そして今回の課題です。「王侯を、彼らが持っていない美徳によって称賛すること、それは、罰せられることなく彼…