講義日誌 yasuyuki shinkai

明治学院大学文学部フランス文学科 慎改康之

2006-06-01から1ヶ月間の記事一覧

レポート提出について

フランス文学科共同研究室へのレポート提出について、受付時間等の注意事項が仏文科HP「お知らせ」ページに掲載されていますので、確認しておいてください(白金と横浜で受付方法が異なります)。 http://www.meijigakuin.ac.jp/~french/info.html いずれに…

第10回

前回の『臨床医学の誕生』に関する解説がちょっとわかりにくかったようなので、今日は、死体解剖が医学の本質的任務となるその契機についてもう一度やり直し。そしてそれから、医学的知の変容と人間学的思考との関係をめぐって、可視性の問題と有限性の問題…

第9回

『哲学辞典』の講読に戻り、「美」の項を読みました。比較的順調に読了し、次回は「善」の項へ。"B"が終わったときにもやはり1人ひとりにコメントを求める予定ですので、いろいろと考えながら読んでみてください。 なお、前期のレポートがわりとして、授業…

第9回

フーコーと構造主義との関係について簡単に触れた後、『臨床医学の誕生』へ。18世紀後半に出現したものとしての「臨床医学」を、近代医学を創設したものとしてとらえることができないのはなぜかということについて、フーコーの分析を紹介しました。来週は、…

「講義日誌」更新情報を自動的に取得する方法

「講義日誌」を何度か見にきたのに更新されてなかった・・・という方。あるいは逆に、更新を知らず情報を見逃してしまったという方。そんな方々のために、最新情報を自動的に取得する方法をご紹介しておきます。 Firefoxをブラウザとしてお使いの方Firefoxに…

映画会(戸塚)

金曜の戸塚キャンパスにて、月イチ程度の映画会を開催したいと考えています。クラスによっては5限にも授業があるようだけど、かといって6限から始めると5限のない人たちは待ってられないかと思うので、ひとまず、5、6限(17時45分〜20時30分頃)の時間…

第7回

第4課の残りと練習問題をやった後、第5課の3行目"... qui ne fonctionnaient pas."まで終了。次回はその続きから15頁の練習問題までをやっておいてください。なお、ディクテ範囲は14頁最初の3行("En tout cas, ... qui ne fonctionnent pas")。 ところ…

第7回

第2課を終了。よって次回のディクテ範囲はプリント右側頁3行目から最後まで。ちょっと多めでしょうか?ちなみに次の第3課はブノワの職場でのエピソード。 シャンソンは、Menelik, "Tout baigne"。フランスのラップがどんなもんか聴いてもらいました。 反…

前期レポートについて

締切:7月31日月曜日(厳守!戸塚の共同研究室はこの日以降閉まってしまうので、最終日に提出する際はメールで!)提出場所:仏文科共同研究室あるいは電子メールに文書ファイル(Word形式もしくはtext形式)を添付の上慎改まで(メールによる提出を推奨。た…

第7回

マグリットについての2回目。浮遊?するパイプとキャンバスの中のパイプとの「相似」が、モデルとコピーとの従属的類似関係を攪乱するものであるということについて考察。それから、マグリットの他の作品を、類似の問題が扱われているものを中心にいろいろ…

今日は久々に何もない金曜日。早く帰れて楽は楽だけど何かもの足りない気が。やはりカラオケ、映画会・・・やりましょう!

予習範囲

前回、明日のための予習範囲を伝えるのを忘れておりました。ひとまず、第4課の残りと練習問題、そして14頁の下から2行目"... 2 millions d'euros."まで。これを見てくれた方、他の人にも伝えといてください!

第8回

今回で"La prison vue par un philosophe francais"(アクサン省略)を読了。来週は、論文の書き方(というよりもむしろプランの立て方)について簡略に解説した後、"Sexualite et pouvoir"(アクサン省略)を読んでいきます・・・と言ってしまったんだけど…

遅刻

遅くなってしまったので例によって本日の4ゼミについては明日書きます。本当は黒沢清「ドレミファ娘・・・」を見に行く予定だったんだけど、会議が長引いたので結局目黒での飲みを選択。映画に関してはまたの機会があることを信じております・・・

第9回

本日は『臨床医学の誕生』をコンパクトに解説。「臨床医学」から「病理解剖学」への移行に近代医学の成立を見るフーコーの分析を紹介しました。「死」についての考え方の変化についてあまりよくわからなかったという声がいくつかあったので、次回、もう一度…

前期レポートについて

締切:7月31日月曜日(厳守!)提出場所:仏文科共同研究室あるいは電子メールに文書ファイル(Word形式もしくはtext形式)を添付の上慎改まで(メールによる提出を推奨。ただしその場合は、「件名」欄に「レポート」と明記すること。これによって自動的に確…

第8回

前回に引き続き、ヴォルテールのテクストをめぐる議論。まず、「自己愛」について、これは本当に隠すべきものであるのか、そしてこれを隠さない方がよい(あるいは隠してる場合じゃない)のはどのようなときかをめぐる議論。また、「愛」に関しては、それを…

第8回

本日は、現象学的思考とマルクス主義が人間主義においてどのように交叉するのかということを改めて解説。その後、構造主義について、ソシュールの言語学とレヴィ=ストロースの文化人類学を例にとって極めて簡略に紹介しました。次回は、フーコーと構造主義と…

ワイン・チーズ講習会申し込みについて

先日もお知らせしたとおり、6月28日水曜に白金キャンパスにて開催されるワイン・チーズ講習会の申し込み受付が、今週6月8日木曜に始まります。申し込み用紙はすでに配布されているようなので、白金もしくは戸塚の仏文科共同研究室に取りに行ってください。定…

第6回

第3課の練習問題から第4課12頁下から6行目"... pour les catholiques."まで読了。次回のディクテ範囲は12頁最初の"Les catholiques pleurent..."から"...pour mourir dignement"まで。だんだんペースがつかめてきた感じなので、この調子でいきましょう。

第6回

第2課プリントを前回の続きから右頁2行目"... cuisiniere en chef ?"(アクサン省略)まで終了。ディクテ範囲もここまで。とくにavoirのいろんな用法が出てきました。まずは活用をしっかりと覚えてください!

第6回

マグリットのいくつかの作品を見た後で、まずは、パイプの絵とそのすぐ下に書かれた「これはパイプではない」という一文とのあいだの可能的関係について、ミシェル・フーコーによる分析をもとに解説。次回は、空中にパイプが浮遊するヴァージョンについて考…

本日の一曲

仏語の授業で本日聴いてもらったのは、Claude Francois, "Comme d'habitude"(アクサン省略)。「マイ・ウェイ」の元曲なんだけど、「マイ・ウェイ」自体あまりみなさんご存知ないようで。シド・ヴィシャスのヴァージョンだけ知ってるという方もいて驚きでした…

みなとみらい

先日の父に続き、本日は妹が上京。夜の横浜みなとみらいを案内しました。よって本日の授業については明日書きます。 それにしても昨日から第25回横浜開港祭だったとはつゆ知らず。不覚にもちょうど花火の見えないところで食事してしまいました・・・観覧車は…