講義日誌 yasuyuki shinkai

明治学院大学文学部フランス文学科 慎改康之

2009-05-01から1ヶ月間の記事一覧

「研究」ページ更新

個人サイト「研究」ページに以下を追加しました。 論文 「『生政治の誕生』もしくは市民社会の系譜学」 『現代思想』第37巻7号、192頁-205頁、2009年 「フーコーからメルロ=ポンティへ――見えないものの考古学」 『思想』1015号、241頁-255頁、2008年(本文…

フレキャン写真、やはりCクラスとAクラス中心なんだけど、他のクラスの人たちが写っているものも何枚かあるので、友達をみつけたらパスワードを教えてあげてください。 ・フランス語2(Cクラス)新しいテクストを配布し、1枚目1−3まで終了。とりあえずこ…

マグリット&ベイコン発表

まずはマグリットについて、前回のおさらいと続きを話しました。とりわけマグリットにおける「類似」のテーマの重要性について。前回よりはだいぶわかってもらえたようですね。 そして絵画の最後として、フランシス・ベイコンの発表。発表してくれた人たちも…

フレキャン写真

先日のフレッシャーズキャンプで撮った写真をWEB上で限定公開します。1年生の方々は以下のリンクからアクセスしてご覧ください(パスワードは29日の授業でお知らせする予定)。 2009年度フレキャン写真

「マネの絵画」発表(2)&卒論相談

仏作文、前回分の正解は以下の通り。Il fait comme si je n'existais pas. そして今回の課題です。「最初からすでに間違いがある、だからすべての計算が間違っているのだ。」 本日の発表は、Le Port de BordeauxとDans la serreの二つ。いずれの作品もあまり…

チャップリン「独裁者」(1)

先週は仏作文を載せ忘れてしまい失礼しました!まずは前回課題の正解です。Un chien vivant vaut mieux qu’un lion mort. そして今回の課題。 「どう考えても彼は正しい」 こちらも体調不良のため、本日の映画上映は中止。チャップリン「独裁者」についての…

期末レポートの話など

フレキャンから体調を崩してしまい準備不十分だったこともあり、本日は期末レポートの形式および内容に関する説明と、前回講義のときに話した思考と言語との関係についての補足的解説を行いました。レポートに関しては個人サイトにあらためて詳細を掲載する…

フレッシャーズキャンプ

5月21日から22日にかけて、フランス文学科新入生歓迎のためのフレッシャーズキャンプを開催。天気にも恵まれて、温泉、懇親会、美術館などを楽しむことができました。 例年はこのフレキャンでだいたいみんなの名前を覚えることができるんだけど、いかんせん…

「マネの絵画」発表(1)

まずは仏作文。前回課題の正解は以下のとおり。Qu'est-ce qui a rendu possible un tel changement ? そして今回の課題です。「彼はまるで私がここにいないかのように振る舞う。」 今日からいよいよ発表開始。La Musique aux Tuileries、Le Bal masque a l'O…

合宿

日曜から月曜にかけて、一泊二日のゼミ合宿。今回は一日目があいにくの雨になってしまったので、バドミントンや卓球、バスケットなどの体育館スポーツ、温泉、そして夜は懇親会。メゾネット式のコテージで遅くまでわいわいと過ごしました。 そして二日目は快…

・フランス語2(Cクラス)方針変更です。 1年生の頃は語学ばっかりでつまらなかった、という卒業生の意見をもとに(そしてせっかく大学なんだから、という私自身の多少ともアナクロニックな発想のもとに)、この授業では、フランスの文学、芸術、文化など…

マグリット

本日は、まずマグリットについての発表から。シュルレアリスムその他の概念についての説明もあったし、具体的な作品についても調べてくれていたし、とてもわかりやすかったのではないかと思います。 それに比べて「これはパイプではない」についての私の解説…

資料検索実習

本日は卒論執筆のために欠かせない資料検索のやり方について、図書館の方にガイダンスをやっていただきました。図書館の基本的な仕組みから専門的な雑誌論文の探し方まで、ためになったのではないかと思います。ただ連休明けだったこともあってかちょっと参…

ルビッチと観客

ルビッチについての発表を本日でなんとか終了。次回はチャップリンの「独裁者」についてのテクストです。 ルビッチの映画が観客の笑いをその一要素として含むとすれば、それが果たす機能は、テレビのバラエティ番組がそのなかで観客やスタッフの笑い声を聴か…

神、人間、動物

前回の続きとして、特権的な知の対象としての人間について、補足的に解説。無限から出発して有限性を考えるのではなく、有限性を有限性そのものから出発して考えるようになるとはどういうことなのかということ、そしてさらに、実は有限性はそれ自身の基礎と…

・フランス語2(Cクラス)先週予告しておいたとおり、今日はCampusについて解説し、第一課の1と2を終了。結局これで1時間終わってしまいましたね。しばらくはCampusとプリントを並行して使っていこうと思いますので、次週も教科書をお忘れなく。 ディク…

フォリー・ベルジェールのバー

連休はいかがでしたか?私の方は原稿の締め切りもあって自宅に缶詰でした・・・ もっとも金曜は連休と関係がなく、先週の続きでマネの話から。西欧絵画の伝統が見せまいとしてきたものを、マネは逆に目に見えるものとして描いているということについて、3枚…

・フランス語2(Cクラス)s'applerを使った会話練習を一通り終えた後、Lecon1右側ページへ。habiterの活用と、簡単な例文について解説しました。次回のディクテは、habiterの活用テスト、およびVous habitez ou?からMoi, j'habite a Bordeauxまでの例文。 …

モナリザの秘密、マネ発表

まずは、「モナリザ」において時間ないし運動のテーマがどのように表わされているかということに関して、先週の授業の最後に書いてもらったコメントをもとに解説。橋の存在、体の動き、背景と微笑との関係などを簡略に指摘しておきました。 それから次はマネ…