講義日誌 yasuyuki shinkai

明治学院大学文学部フランス文学科 慎改康之

2006-08-01から1ヶ月間の記事一覧

性と真理

4ゼミで現在扱っているテクストを理解するうえで基本的な一節を。微妙に改訳してあります。現代思想論、青学特講でもいずれ扱う予定。 「・・・18世紀に発達する社会は ―― それを市民社会と呼ぼうが、資本主義社会と呼ぼうが、あるいはまた工業社会と呼ぼう…

「自然の本質」

今度は3ゼミで扱ったヴォルテールによる「自己愛」の分析に関連して、サドの次の一節など(ノアルスイユの言葉)。あくまでも引用です。 「・・・要するに、人間における一切は悪徳なのだ。悪徳のみが自然の本質であり、自然の組織の本質なのだ。自己の利益…

「生とは、死に抵抗する機能の総体のことである」

今回は、現代思想論および青学特講で紹介したビシャによる「生」の定義について。 「抽象的考察のなかで生の定義が探求される。私が思うに、その定義は、次の一般的洞察のなかに見いだされるであろう。すなわち、生とは、死に抵抗する機能の総体のことである…

「隠れた奇跡」

こんにちは。たまには更新しようと思いながらも適当なネタがみつからなかったので、引用など。後期、どこかの授業で扱うかもしれません。 「・・・明け方近く、彼はクレメンティヌムの図書館のホールのひとつにひそんでいる夢をみた。黒めがねをかけた司書が…

明学Webサーバ停止

メンテナンスのため、8月11日と12日のいずれも8時から19時まで、明学のサーバが停止します。したがって大学サイトはもちろんのこと、慎改のサイトもこの間アクセス不可能となります。どうぞ御了承ください(この「講義日誌」は大丈夫です)。 どうやら13日も…

一斉休暇など

明治学院大学は8月11日〜17日の期間、一斉休暇となります。事務関係も全部閉まってしまうので要注意。なお、白金のフランス文学科共同研究室は8月11日から21日まで閉室です。 夏休み中も、まあ、こんな感じでたまに更新するつもりですので、たまに覗いてみて…

夏休み

夏休み中は基本的に自宅にこもって悶々と仕事しておりますが、たまには白金に出て行きます。ただし不定期ですので、御用の方は事前にメール等で連絡もらえるとありがたいです。

レポート採点終了

現代思想論および特殊研究のレポートについて、採点完了。これに出席状況を考慮に入れた上で前期の成績を算出します。 なお、レポートの評価基準についてはこちらをご覧ください。

レポート受付終了

特殊研究および現代思想論の前期レポートは、7月31日をもって受付を終了しました。メールで提出してくれた方々には返信したはずですが、届いていないという方は至急ご連絡ください。