講義日誌 yasuyuki shinkai

明治学院大学文学部フランス文学科 慎改康之

第10回

前回見てもらったリュミエール兄弟およびメリエスの作品それぞれの特徴を、みなさんからのコメントをもとにピックアップ。そしてその後、サイレント末期のフランス映画『アッシャー家の末裔』(ジャン・エプスタン監督、1928年)の一部を見ながら、撮影の技法としてのクローズアップ、移動撮影、パン・フォーカス、スローモーションなどについて、さらには、組み合わせの技法としてのモンタージュについて解説しました。用語がいろいろ出てきてちょっと退屈じゃないかと思っていたけれど、意外と興味を持ってくれたようでひと安心。来週からはいよいよ1人の監督に焦点を定めてやっていきます。第一回はジャン・ルノワール


そして、来週の5、6限に開催予定の映画会も、ルノワール監督の作品を2本見てもらうことにしました。実は明日、現在作成中の慎改の個人HP公開を予定しており、そこに上映作品の簡単な紹介を載せるつもりです。