講義日誌 yasuyuki shinkai

明治学院大学文学部フランス文学科 慎改康之

大学院

大学院 リビドーの善い使用と悪い使用

358ページ7行目まで読了。次回は、残りの部分を読み終えた後、後期に読んだテクストに関する質問や感想を一人ひとりに尋ねたいと思います。

大学院 リビドーへの「同意」

『肉の告白』補遺2を読了。そこで今度はまた前期のアウグスティヌスの話題に戻り、リビドーへの「同意」に関するテクストを読むことにしました。本日は356ページ19行目まで進みました。

大学院 真理の義務

本日は395ページの9行目まで読了しました。 牧者的権力の話をほぼ読み終えたので、最後に、リビドーの「使用」について書かれた『肉の告白』末尾のテクストを読むことにします。

大学院 牧者も一人の罪びとである

393ページ6行目まで読了。キリスト教において牧者と群れとの絆がどのように変容したのかについて書かれた箇所でした。

大学院 キリスト教と牧者的権力

本日は391ページ12行目まで読了。今日から牧者的権力にキリスト教がもたらした変化の話です。

大学院 報告=勘定する権力

今日は389ページのパラグラフの終わりまで読了。牧者的権力の一般的特徴について述べられているところでした。

大学院 全体的かつ個別的に

388ページの5行目まで読了。omnes et singulatimという、牧者権力の核心にあるテーマが出てきました。

大学院 糧を与えること、気を配ること

テクストは386ページ16行目まで読了。先週に引き続き牧者の権力の特徴について語られている箇所です。 「個体化」については次回説明します。

大学院 集めること、導くこと

本日は385ページ5行目まで。牧者の権力の特徴として、集める、導く、という役割が述べられていました。

大学院 プラトンにおける牧者

本日は383ページの最後まで読了。プラトン『政治家』のなかで羊飼いの役割がどのように語られているかということが中心でした。 次回より、キリスト教的社会における牧者的役割の話となります。

大学院 牧者的役割

本日より『肉の告白』補遺2の講読開始。382ページの4行目まで読みました。最初はゆっくり進めていきます。 あらためて読み直したところ、le pouvoir pastoralは、ここではどうやら「司牧権力」とするより「牧者的権力」とした方がよさそうです。

大学院 司牧権力(イントロダクション)

本日はイントロダクション。 今学期は、『肉の告白』に納められている「補遺2」のなかの司牧権力に関する箇所を読んでいきます。今日は、その前置きに当たる部分(二種類の「真理現出」とその絡み合い)を簡単に紹介、解説しました。

大学院 質問、感想など

本日は前期最後の授業ということで、受講者からの質問を受けたり、感想をしゃべってもらったりしました。いろんな観点を示してもらったことで、前期にやった内容がだいぶすっきりまとめられたのではないかと思います。 後期も『肉の告白』を読んでいきますが…

大学院 リビドーと帰責性

本日で、『肉の告白』第3章第3節「性のリビドー化」のうち、今学期に読むことにしていた箇所を読み終えることができました。次回は、受講者からの感想や質問の時間に充てたいと考えています。

大学院 リビドーは sui juris である

テクストは340ページの9行目まで進みました。配ったプリントは来週読み終えそうなので、その後は、私からの解説および受講者からの質問やコメントの時間にしたいと思います。

大学院 リビドーはその根源において男根的である

本日は338ページの下から8行目まで読了。またちょっと気になる箇所が残ってしまったので、次回あらためて説明します。

大学院 反逆者としての生殖器

テクストは337ページ5行目まで読了。リビドーがいかに男根的なものとして理解されているかが示されている箇所でした。

大学院 肉体の非意志的な動き

テクストは335ページの下から9行目まで読了。アダムとエバがイチジクの葉を綴り合わせて腰に巻いたのは、生殖器そのものを隠すためではなく、堕罪によってもたらされたその非意志的な動きを隠すためであった、というアウグスティヌスの解釈が問題となっ…

大学院 非意志的なものの闖入

334ページ11行目まで読み進めました。堕罪の帰結を、人間の意志のなかへの非意志的なものの闖入とみなすのが、アウグスティヌスの聖書釈義のポイントです。

大学院 性行為と意志

本日は332ページ1行目まで読了。性行為と意志との関係を考えるなかで、そもそも「意志」とは?という質問が出ました。ひとまず説明しましたが、もう一度調べ、考えてみます。

大学院 性のリビドー化

本日は補遺4を読み終えて、『肉の告白』第三章第一節「性のリビドー化」へ。楽園における性的関係が堕罪とともにどのように変化したのかということに関して、アウグスティヌスの仮説を追っていきます。330ページから読み始め、一つ目の段落を読み終えま…

大学院 エデンの園における性的関係

テクストは406ページ18行目まで読了。楽園における性行為が「腐敗」とは無縁のものであったという話でした。 とにかく、キリスト教において性がかくも事細かに語られていることに、まずは驚いてもらえればと思います。

大学院 「腐敗」のカテゴリーを解体すること

『肉の告白』補遺1を読み終えて、アウグスティヌスによる聖書釈義を扱った補遺4へ。405ページ12行目まで読み進めました。

大学院 『肉の告白』補遺1

まず『肉の告白』および『性の歴史』全体について簡単に紹介した後、講読開始。『肉の告白』の末尾に置かれている補遺1を、3.まで読みました。 慣れるまでは、細かく解説しながらゆっくり進んでいくつもりです。

大学院 イントロダクション

今日は授業で扱うプリントを配布し、テクストおよびフーコーについて簡単に説明しました。次回は、フーコーの『性の歴史』の全体像およびその執筆の経緯などについてもう少し詳しく紹介した後、テクストを読み始める予定です。

刑罰制度と告白

先日質問の出たカントの道徳法則に関して簡略に回答した後、テクスト講読は11ページ7行目まで。このあたりは『監獄の誕生』やコレージュ講義の内容にかかわるので、時間があったら詳しく説明するつもりです。

真理陳述をめぐる批判哲学

10ページ14行目まで読了。カントのコペルニクス的転回を簡単に解説したところ、道徳の問題に関しても質問が出たので、来週説明することにします。

告白と哲学

9ページ12行目まで読了。批判哲学や超越論的主体の問題が出てきたのでちょっととっつきにくかったのではないかと思います。来週、カント哲学について簡単に説明する予定です。

告白の歴史的発展

テクストは8ページの8行目まで進みました。告白と歴史的・哲学的問題とのかかわりのところです。

告白と権力

テクスト講読は6ページの最後の行まで。今日は権力の話が出てきたので、フーコーの権力論についておおざっぱに解説しました。