第7回
マグリットについての2回目。浮遊?するパイプとキャンバスの中のパイプとの「相似」が、モデルとコピーとの従属的類似関係を攪乱するものであるということについて考察。それから、マグリットの他の作品を、類似の問題が扱われているものを中心にいろいろと見てもらいました。あと、アポリネールのカリグラムもようやく。
次回で絵画についてはひとまず終了、その後は映画についてやります。やはり私の個人的興味と趣味にもとづいて。
参考文献
ミシェル・フーコー『これはパイプではない』、哲学書房、1986年。
Apollinaire, OEuvres poetiques, Paris, Gallimard, 1965(アクサン省略).