講義日誌 yasuyuki shinkai

明治学院大学文学部フランス文学科 慎改康之

第9回

本日は『臨床医学の誕生』をコンパクトに解説。「臨床医学」から「病理解剖学」への移行に近代医学の成立を見るフーコーの分析を紹介しました。「死」についての考え方の変化についてあまりよくわからなかったという声がいくつかあったので、次回、もう一度補足的に説明します。


なお、前期のレポートは、前回も書いた理由によってオフィシャルなかたちでは課さないけれど、とりあえず、後期の最初の回までに、授業を通して自分が考えたことをA4用紙で1枚以上書いて提出してください。単位が欲しいという意思表示のようなものとして。


参考文献

ミシェル・フーコー臨床医学の誕生』、神谷美恵子訳、みすず書房、1969年
ポール・リクールフロイトを読む』、久米博訳、新曜社、1982年