ルビッチについての発表を本日でなんとか終了。次回はチャップリンの「独裁者」についてのテクストです。
ルビッチの映画が観客の笑いをその一要素として含むとすれば、それが果たす機能は、テレビのバラエティ番組がそのなかで観客やスタッフの笑い声を聴かせるのとは正反対であるということ。見ることを学ばなければ、多くのものを見ずに済ますことが可能であるということです。
そして上映はチャップリンの「モダン・タイムズ」。泣けるのに笑える、笑えるのに泣かせるのが彼のすごいところ。そしてもっとすごいのはもちろん、そこにとどまらずさらに一歩先へと足を進めたことです。