講義日誌 yasuyuki shinkai

明治学院大学文学部フランス文学科 慎改康之

第19回 『監獄の誕生』(3)

フーコーの権力分析における「誰が?」という問いの不在から出発して、そこで「権力」がいったいどのようなものとして考えられているのかを紹介。それから、裁判において「魂」が標的とされるようになっているというフーコーの主張について、これが何を含意しているのかを解説しました。

次回からは『知への意志』。「主体の学」とセクシュアリティとの関連について考察します。

そして、来週27日は校務のため休講にさせてもらいます。どうぞご容赦ください。