講義日誌 yasuyuki shinkai

明治学院大学文学部フランス文学科 慎改康之

第19回 小津、レネ、ロブ=グリエ、デュラス

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授業は、小津の映画に関して、そこには一種のライプニッツ的世界があるというドゥルーズの分析を紹介。その後、アラン・レネの『二十四時間の情事』、レネとアラン・ロブ=グリエによる『去年マリエンバードで』、そしてマルグリット・デュラスの『インディア・ソング』を、それぞれ一部上映。詳しい解説は来年度の授業でやることにして、今日はそこで提示されている時間イメージの種別性にのみ軽く触れておきました。


今回でひとまず映画は終了。次回からはテクストを出発点にした考察を行う予定です。


そうそう、小津に捧げられた映画としてヴィム・ヴェンダース監督の『東京画』を紹介するのを忘れておりました。それから、小津関連の参考文献としては蓮実重彦『監督 小津安二郎』なども参照ください。