講義日誌 yasuyuki shinkai

明治学院大学文学部フランス文学科 慎改康之

第22回 『知への意志』(2)

まず、前回の質問に対する回答として、フロイトおよびマルクスにおける諸概念について解説。それから、カトリックの告解と精神分析の夢解釈との近縁関係に関するフーコーの分析を紹介しました。次回は、性の問題の社会全体への拡張を可能にしたとされる権力のメカニズムがどのようなものであるかについてしゃべる予定です。


参考文献

フロイト『エロス論集』(ちくま学芸文庫
アルチュセールマルクスのために』
ドゥルーズガタリ『アンチ・オイディプス