講義日誌 yasuyuki shinkai

明治学院大学文学部フランス文学科 慎改康之

2006-01-01から1年間の記事一覧

第20回 "Jour de greve!"(2)

進度にゆとりが出来てきたこともあり、代名動詞や人称代名詞についての詳細な解説を加えながら、第7課まんなかあたりの、"A pied !"まで読了。以後、冬休みまでは、これまでの復習も兼ねてゆっくりとやっていくつもりです。

第20回 ミシェル・トゥルニエ

本日よりテクスト読解。ミシェル・トゥルニエの『フライデーあるいは太平洋の冥界』の一部を原文と日本語訳にて配布し、まずひととおり読んで感じたこと、考えたことを書いてもらいました。そしてその後で、トゥルニエおよびこの作品について紹介し、そのう…

第21回 自己/ジャズ

2名の方の発表。いずれもおもしろい視点からの分析で、論文が楽しみです。その後、他の方々の進行状況報告。そして今日は会議のない日だったこともあり、ゼミ後に個別の質問を受け付けました。そして、毎回言ってますが、原稿お待ちしてます!

本日は昼休みに2007年度4ゼミの説明会がありました。十分に考えて、自分に最も合っていると思うゼミを選んでくださいね。

第21回 『知への意志』(1)

まず、個人を作り変えるテクノロジーとしての「ノルマリザシオン」について解説。それから、『性の歴史』第一巻『知への意志』へ。今日は、抑圧の仮説とそれに対するフーコーの異議申し立てを明確にするところまでやりました。次回は、性に関する言説の増殖…

第19回 発表(2)

本日も、"caractere"および"certain, certitude"の項についての発表。今回はとりわけ、確実性をめぐっておもしろい議論ができました。日常生活や受験勉強などにおいて、いかに我々が確実に身につけたわけではない知識を確実なものとみなしてしまっているかと…

第19回 『監獄の誕生』(3)

フーコーの権力分析における「誰が?」という問いの不在から出発して、そこで「権力」がいったいどのようなものとして考えられているのかを紹介。それから、裁判において「魂」が標的とされるようになっているというフーコーの主張について、これが何を含意…

本日の一曲

Salvatore Adamo, Sans toi, ma mie

第19回 "la Joconde"(3) et le racisme(1)

ここでもやはりまずは期末試験について。前期と同様、授業時間中に試験を行い、不合格の人のみ試験期間に追試を課す予定です。詳細はまた後日。授業は、モナリザのところを終わり、人種差別の問題を扱っている第19課へ。42頁の第一段落の終わり"... est enco…

第19回 "On fete nos creations"(3) et "Jour de greve!"(1)

第7課プリント左側ページの4行目"... sur les lignes A et B du RER."まで終了。それから今日は、期末試験についてアナウンス。12月の最後の授業のときに試験を行い、不合格の人のみ試験期間に追試を課す予定です。詳細はまた後日お伝えします。

第19回 小津、レネ、ロブ=グリエ、デュラス

まず2006年度後期レポートに関して連絡。締切、提出方法等についてはここをクリック。 授業は、小津の映画に関して、そこには一種のライプニッツ的世界があるというドゥルーズの分析を紹介。その後、アラン・レネの『二十四時間の情事』、レネとアラン・ロブ…

第20回 今日は・・・

発表予定が都合によりキャンセル。そこで、一人ひとりの進行状況について報告を受けた後、過去の卒論を見ながら体裁について説明しました。各章にも表紙をつけると見やすくてよいです。それから残った時間で個別の質問を受け付けました。 いよいよ締切まで二…

2006年度冬学期レポートについて

2006年度冬学期の各授業のレポートについて、締切日、提出方法、形式、内容を、個人サイト上に掲載しましたのでご覧ください。以下のリンクをクリックすると該当のページにジャンプします。とくに青学特講に関しては締切日に変更がありますので要注意! 青学…

第20回『監獄の誕生』(3) およびレポート締切訂正!

本日はまず、レポート締切日を訂正。前回は31日を締切日にしようと言ったんだけど、教務課でのレポート受付が22、23、24日の三日間のみということなので、締切を一律に24日水曜日に変更しました。次回もまたお知らせしますが、お間違えのないよう! 授業の内…

発表(1)

テクストの残りを読み終わった後、"caractere"および"certain, certitude"の項に関して考えたことを一人ひとり発表。「性格」については、これが変わりうるものなのかそうでないのかについていろんな考え方が提出され、私の方からは、そもそも内面ないし「心…

第18回『監獄の誕生』(2)

君主権的権力と身体刑との関係についての前回の話を受けて、今日は規律権力と監獄との関係について日常的な例を出しながら解説。「見られずに見る」装置としての「パノプティコン」についても、図解しつつ紹介しました。 なお、後期レポートについても説明。…

本日の・・・

一曲、ではなく、今日はフランス語のマンガTintinと、モナリザのパロディ画数枚を紹介。手持ちのシャンソンが尽きてきたので、これからはフランスにかかわる小ネタで勝負します。

第18回 "la Joconde"(2)

モナリザについての2回目。37頁"Reperes"の3行目"... les fibres du bois au travers."まで読了。ディクテは36頁"Les voyages de "La Joconde"のなかの、"En 1974, elle est enveoyee au Japon ... pour etre transportee."ここが終わったら今度はLecon19…

第18回 "On fete nos creations"(2)

第6課右ページの真ん中あたり、Yvesの台詞"A bientot."まで終了。どうやらフランソワが人気のようで。

第18回 ゴダール/小津

ゴダール『勝手にしやがれ』に見られる大胆な編集を確認するとともに、ヌーヴェル・ヴァーグの監督たちとその主要作品を紹介。それから、やはりドゥルーズが新たな映像の発明者として挙げている小津安二郎監督へ。『秋刀魚の味』を一部上映し、低い位置の固定…

映画会とその後の飲みで遅くなりました。今回も人数は少なめ。夜遅いってこともあってかどうもなかなか都合がつかないようですね・・・今年度の映画会はとりあえず終了。来年度の予定についてはこれから再考します。

映画会は明日

先日もお伝えしたとおり、戸塚キャンパスにて明日の5限と6限の時間に映画会を開催します。今回はアルフレッド・ヒッチコック監督特集。お誘いあわせの上ぜひお越しください!日時:11月10日金曜日5〜6限(16:45〜20:00頃)場所:戸塚校舎522教室上映作品(2…

第19回 太宰治

本日はお一方の発表。その後時間があったので、パソコンでの文章作成のやり方(文末脚注のつけ方、書式設定の方法など)に関して、研究室にて講習しました。機械に慣れるためにも、早めに書き始めることが肝要です。 それから、卒論提出後のコンパ、卒論審査…

第19回『監獄の誕生』(2)

今日はまず、学期末レポートの締切、提出方法などについて簡単に説明しました。これについては、次回の授業でもう一度しゃべるつもりです。また、近日中にWeb上にも詳細を掲載する予定。 『監獄の誕生』については、前回の話を簡単におさらいした後、規律権…

第17回 "certain, certitude"(2)

ちょっと面倒な構文があったため、"certain, certitude"の最後までは終わらず、今回は107頁1行目の"... tout Paris le lui dit."まで。次回は残りを読み終わった後、例によって一人ひとりに考えたことを聞いていきます。準備よろしく!