講義日誌 yasuyuki shinkai

明治学院大学文学部フランス文学科 慎改康之

2006-01-01から1年間の記事一覧

24時間ニュース局"France24"スタート

CNNやBBCに倣って(あるいは対抗して)自らの視点を世界に発信すべく、フランス政府バックアップによる24時間ニュース局"France24"がスタートしました。インターネット上でもテレビニュースの生放送およびそのダイジェスト版を見ることができます。 まだ試行…

第22回 Versailles(2) et Occupations de lycees

少しだけ残っていた第8課を終え、第12課の高校生によるデモの話へ。結構短かったので、1日で終了。ここまでが試験範囲となります。 次回は、28頁二つ目の段落の"Voir des hommes en uniforme ... Une solution plous pacifique."の箇所のディクテをやった後…

第22回 "Jour de greve!"(4)

本日をもって試験範囲を終了。結局時間が余ってしまって早く終わることになり、失礼しました。来週はまずディクテをやって、その後で全体の復習、それからRefletsの今後の展開をビデオを見ながら概観する予定です。 それにしても今日は男子が少なかったです…

第22回 フロイト、フーコー

まずは前回に出たいくつかの質問に対して回答しながら、精神分析について補足。それから、性を重要視する思考がいかなる意味において「凡庸」でありうるかという問いを、フーコーの『知への意志』から出発して考えました。 ちょっといろんなところに話が飛ん…

2007年度慎改4ゼミ履修希望者のみなさんへ

昨日、来年度4ゼミの募集が締め切られ、結果、慎改ゼミ希望者がかなりの多数となりました。ご存知のとおり、こちらからセレクションを行うことはありません。3ゼミ同様、なんとかゼミらしい授業を成立させるべく頭をひねっているところです。 ただ3ゼミの場…

第23回

卒論概要の発表をひととおり終え、今日からは提出してもらった原稿をもとに、書いてみて初めて気づく疑問点、問題点などを指摘、検討しました。 結構進んでもう終わりそうな人、まだ書き始めていない人、いろいろでしたが、泣いても笑ってもあと一ヶ月。そろ…

第23回『知への意志』(3)

マルクスやフロイトに関して提出された前回の質問に対して答えていたら、今日予定した内容をあまり進めることができず、失礼しました。とりあえず大急ぎで「生権力」についてしゃべりましたがいまいち言葉足らずだったように思うので、次回、もう一度取り上…

第20回 "Chaine des evenements"

本日より、"Chaine des evenements"の講読開始。ライプニッツの充足理由律を批判的に論じたヴォルテールのテクストを、ひとまず110頁の最初の段落まで終えました。次回は、次の段落の"Il en est de meme..."から、この項目の最後まで読み終える予定です。な…

第20回 『知への意志』(1)

今日から『性の歴史』。西欧において性はどうして長いあいだ抑圧されてきたのか、という伝統的な問いに、西欧はどうして性についてかくも語りたがるのか、という問いを対置するフーコーの分析を、ひとまず導入部だけ紹介。次回は、そのような性に関する言説…

NHKニュースフランス語版

インターネットでNHKのニュースをフランス語で聴くことができます。日本語と聴き比べることもできるので、耳を慣らすには最適かと。どうぞ活用ください。左のリンク集にも加えておきました。 NHKフランス語ニュース(音声) NHKフランス語ニュース(テクスト…

フランス語後期試験について

1年次仏語および2年次仏語の後期試験の日時、出題範囲等について、以下のページに詳細を掲載しましたのでご覧ください。 1年次仏語2006年度後期試験2年次仏語2006年度後期試験 合格点に達しなかった人には追試を課します。でも1回でクリアできるように今から…

第21回 Versailles(1)

第8課はヴェルサイユ宮殿の「鏡の間」の話。21頁の3行目"... menees par le roi."まで終了。ディクテは20頁真ん中あたりの、"Aujourd'hui, plus de rois ni de reines"から、"... car elle a ete abimee par le temps."まで。そしてヴェルサイユつながりで、…

第21回 "Jour de greve!"(3)

今回は学期末試験の結果をネット上で発表するということもあり、まずはパソコンでその見方を学習。そのあと、フランスのラジオ、テレビ放送をネット上で見る方法を伝授しました。暇なときにはぜひ見たり聴いたりしてください。授業は、第7課のプリント右側最…

第21回 フロイト

前回読んでもらったトゥルニエのテクストから出発しつつ、今日は性と「深さ」との関係についてフロイトをもとに考察。「無意識」、「抑圧」、「夢」などといった基本的概念を辿りながら、精神分析入門を試みました。次回は、深いところで性を目指す感情がい…

ヌーヴェルヴァーグ特集

2006年12月9日から2007年1月5日まで、シネマヴェーラ渋谷にてヌーヴェルヴァーグ特集が開催されます。ゴダール、シャブロル、ロメールらの作品を、この機会にぜひ!特殊研究で紹介したレネの『ヒロシマ・・・』もやります。

オルセー美術館展

2007年1月27日から4月8日まで、東京都美術館にて、「オルセー美術館展」が開催されます。おそらく連日混みまくるんじゃないかと思いますが、挫けず上野に足を運んでください。とくに来年度慎改3ゼミ履修予定の方は必見です! なお詳細については以下を参照…

文字化け

Firefoxでは大丈夫なのでずっと気づかなかったんだけど、他のブラウザ(IE、サファリ等)だと、フランス語のアクサン記号が文字化けしてしまうようですね。失礼いたしました。やはり見た目が悪いので、今後は以前のようにアクサン抜きで書くことにします。過…

第22回 ベルクソン/ランボー

本日はベルクソン、ランボーについての卒論発表。いずれも難しい問題が扱われているので大変だと思いますが、挫けずがんばってください!4ゼミも残るは3回。今後は、その週に書いた部分を全員に提出してもらって、それをもとに注意事項などを説明していき…

第22回 『知への意志』(2)

まず、前回の質問に対する回答として、フロイトおよびマルクスにおける諸概念について解説。それから、カトリックの告解と精神分析の夢解釈との近縁関係に関するフーコーの分析を紹介しました。次回は、性の問題の社会全体への拡張を可能にしたとされる権力…

久々の面子での飲み会で遅くなってしまいました。一部で異様な盛り上がりを見せていたようですね・・・

2007年度慎改3ゼミ履修予定のみなさんへ

本日の特殊研究および2年次仏語の授業でもご報告したとおり、来年度3ゼミ第一次募集の人数を集計した結果、慎改ゼミはかなりの多人数となりました。 もちろん、あらかじめお伝えしておいたように、明学仏文科ではセレクションなどは行いません。そんなわけ…

第20回 Le racisme(2)

人種主義についての第2回。42頁の最後まで終了。次回はExercicesをやって、その後第8課ベルサイユ宮殿の話へと進みます。ディクテ範囲は、42頁真ん中あたりの"Ce n'est pas forcement... des actes racistes."