講義日誌 yasuyuki shinkai

明治学院大学文学部フランス文学科 慎改康之

第20回 『知への意志』(1)

今日から『性の歴史』。西欧において性はどうして長いあいだ抑圧されてきたのか、という伝統的な問いに、西欧はどうして性についてかくも語りたがるのか、という問いを対置するフーコーの分析を、ひとまず導入部だけ紹介。次回は、そのような性に関する言説の増殖と権力のメカニズムとの関連について話す予定です。