講義日誌 yasuyuki shinkai

明治学院大学文学部フランス文学科 慎改康之

チャップリン「独裁者」(2)

前回仏作文の正解は以下のとおり。

On ne peut s’empecher de penser qu’il a raison.


そして今回の課題は以下のとおり。

「たとえタクシーを拾っても私は遅刻するだろう。」


発表は、前回途中までやってもらった「独裁者」を終了。そのうえで、ジル・ドゥルーズチャップリンについて語っていることをいくつか紹介しました。とくに強調したのは、トーキー時代のチャップリンの演説が、大きく隔たった二つの状況を近づける役割を担うものであるということ。


本日の上映会はアルフレッド・ヒッチコック監督作品『裏窓』。「怖かった」という感想はおそらく彼に対する最大の賛辞です。次回はこの作品についてのトリュフォーのテクストを読みますので、担当者は発表準備どうぞよろしく。