講義日誌 yasuyuki shinkai

明治学院大学文学部フランス文学科 慎改康之

第19回 ルノワール

まず前回に見てもらった三つの長回しについて解説。緊張感や臨場感を与えてくれるという一般的効果に加えて、それぞれの映像がどのような固有の特徴を持っているのかということを、とくに時間、記憶との関係に注目しながら考察しました。


そしてその後、発表デモを兼ねて、ジャン・ルノワール監督の「ゲームの規則」と「恋多き女」のなかの、極めてルノワール的なシーンを紹介。来週はこれについて解説し、さらにはマルセル・カルネルネ・クレールの映像との比較もやる予定です。