講義日誌 yasuyuki shinkai

明治学院大学文学部フランス文学科 慎改康之

欲望の真理

性に関する言説の増殖はいったい何を含意しているのかという問題から出発して、とりわけ性的欲望が人間にとって極めて重要なものと考えられているらしいという事態を確認(「知への意志」)。そしてそこから、とりわけ個人の真理を明らかにしてくれるものとみなされている「セクシュアリティ」に関して、フーコーの分析を簡単に紹介しました。


次回(来週は休日なので、再来週)はこれを補足しつつ、「権力」の問題に進もうと思います。