講義日誌 yasuyuki shinkai

明治学院大学文学部フランス文学科 慎改康之

逆らい難い力としての欲望

性的欲望の真理が個人の真理を我々に告げてくれる、というような考え方が受け入れられているとすれば、それはいったいなぜか、という問いから出発して、ある種の行動へと我々を差し向ける原動力としての欲望の考え方について解説しました。そしてそうした考え方を我々に対して要請するものとは何か、という問いから、いよいよ「権力」の問題へ。


なお授業中にも言ったとおり、フーコーが批判の対象としていることと、フーコー自身の考えとを混同しないように要注意です!