講義日誌 yasuyuki shinkai

明治学院大学文学部フランス文学科 慎改康之

第13回 イントロダクション

後期からは映画。というわけで、通常とは別のやり方で「見る」ことを学ぶというこの授業の目的について前期の内容と関連づけながら改めて説明した後、映画史上極めて有名な2つのシーン、すなわち、エイゼンシュテイン監督「戦艦ポチョムキン」の乳母車のシーンとオーソン・ウェルズ監督「黒い罠」冒頭のシーンを上映。その上で、長回しやモンタージュ、移動撮影などの映画的技法について、極めて入門的に解説しました。


来週は、前期にやり残しておいたマグリットのパイプの絵について取り上げなおし、次の回から本格的に映画に入ります。今学期は基本的に私がしゃべろうと思っていますが、発表ももちろん歓迎です。