第16回 ヌーヴェル・ヴァーグ
ネオ・レアリズモからヌーヴェル・ヴァーグへ。まずは、ヴィットリオ・デ・シーカ『自転車泥棒』とフランソワ・トリュフォー『大人はわかってくれない』における子供の役割を確認。それから、ドゥルーズの言う「純粋な視覚的・聴覚的イメージ」とはどのようなやり方で我々に与えられるものなのか、そしてそれはいったいどのような効果をもたらすものであるのかについて、本日は問いかけのかたちで終了。手がかりの一つとして、『大人はわかってくれない』のなかでJ=P.レオーが逃走する場面を、エイゼンシュテイン『戦艦ポチョムキン』と比較するかたちで見てもらいました。次回はJ=L.ゴダールについて、そしてできれば(DVDが間に合えば)J.リヴェットについても触れたいと思っています。
あと、11月10日の映画会もよろしく!