講義日誌 yasuyuki shinkai

明治学院大学文学部フランス文学科 慎改康之

卒論テーマの絞り方

今年も仏作文やります。前回課題の正解は以下の通り。

On est d'ordinaire plus médisant par vanité que par malice.


今回の課題はこちらです。

「恋愛の残余によって依然として心が揺れているときは、そこから完全に言えたときよりも、新たな恋愛に陥りやすい。」


今日はまず、卒論テーマの絞り方について。自分自身の問いを立てるためにはどのようにすればよいかということを、おおざっぱに説明しました。

そしてそれに続いて、扱うテクストおよびその著者について簡単に紹介。古代ギリシア少年愛、と言うとなんだか遠い話に思えるだろうけれど、「プラトニック・ラブ」とはそもそも何のことだったのかと考えるなら、多少とも興味を持てるのではないでしょうか。