講義日誌 yasuyuki shinkai

明治学院大学文学部フランス文学科 慎改康之

『夢と実存』への序文

先週途中で終わってしまったフーコーの著作紹介を70年代から始めて終わらせた後、いよいよ一つひとつのテクストについての考察。本日は1954年のビンスヴァンガー著『夢と実存』仏訳にフーコーが付した序文に関して、そこで明白なかたちで「人間」が特権的対象とされていることに注目し、ではなぜ「人間」に対してそのような特権が与えられるのかについて極めて簡略に解説しました。知られるべき客体であると同時に知る主体としての人間、自らの有限性をその有限性そのものから出発して思考するものとしての人間・・・


今日は途中で時間切れという感じだったので、来週おさらいをしつつ少しずつ先に進めていきます。


なお、慎改の論文を読むには以下のページからアクセスしてください。

「研究」ページへ