講義日誌 yasuyuki shinkai

明治学院大学文学部フランス文学科 慎改康之

クレショフ効果など

クローズアップそれ自体の「表現」の力について、「潜在的なもの」と「現勢的なもの」との差異を拠り所にしつつ考察。クレショフ効果をひきあいに出しながらしゃべってみたんだけど、納得していただけましたでしょうか(参考文献:ジャン・ミトリ『映画における美学と心理学』)?そしてそこから、前回も見てもらったブレッソンの「ジャンヌ・ダルク裁判」を、「断片化」の映像、潜在性を潜在性のままにとどめる映像として解説しました。


そして今度は行動イマージュへ。ジョン・フォード「幌馬車」とキング・ヴィダー「群衆」を、それぞれ一部見てもらいました。次回、SAS'という図式について少々詳しく説明します。


なお、後期レポートの詳細については、近日中に私のサイトに掲載する予定です。