任意の空間
本日は、クローズアップがすなわち顔である、というドゥルーズのテーゼについての解説。特定の時間・空間的座標軸から対象を切り離すことによって移動の運動を表現の運動に還元する、という機能について、少々時間をかけて説明しました。
新たに見てもらったのは、イングマール・ベルイマンの「沈黙」と、ロベール・ブレッソンの「ジャンヌ・ダルク裁判」。ブレッソンの映像については、クローズアップによるのではない任意の空間の創設のやり方の一つとして、次回解説するつもりです。そしてそのあと、行動イマージュの話へ。