講義日誌 yasuyuki shinkai

明治学院大学文学部フランス文学科 慎改康之

第12回

『レーモン・ルーセル』と『臨床医学の誕生』との共鳴について。見えるものを「構成する」ものとしての見えないものが「構成される」ことによって初めて、見えないものを明らかにしようという任務が思考に対して課される、という構造を、1963年の二つの著作が交叉する地点に標定してみました。


今学期の授業はこれで終了。来学期は、まず、『これはパイプではない』についての解説から始めます。


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