講義日誌 yasuyuki shinkai

明治学院大学文学部フランス文学科 慎改康之

2006-07-03から1日間の記事一覧

第12回

まず、前回の続きで"bien"と"beau"について。とくに今回は美的判断に関して、それが快・不快の感情にもとづく主観的なものでありながら普遍妥当性を要求するものでもあるというカントの分析を紹介。「崇高」についても少々。 それから、文章の書き方の基礎と…

第12回

『レーモン・ルーセル』と『臨床医学の誕生』との共鳴について。見えるものを「構成する」ものとしての見えないものが「構成される」ことによって初めて、見えないものを明らかにしようという任務が思考に対して課される、という構造を、1963年の二つの著作…

コンパ開催

のため、本日の授業については明日。「神秘的物体」をめぐって熱い議論がかわされました。とりあえずの結論は「徳」より「得」。 ・・・ そして翌日。