講義日誌 yasuyuki shinkai

明治学院大学文学部フランス文学科 慎改康之

2016-01-01から1年間の記事一覧

第6課(3)

本日で第6課を終了。ここまでが試験範囲となります。次回のディクテ範囲は30ページ7行目からの3行。 今学期最終回の来週は、第7課で扱うブルターニュ地方の紹介を少しやった後、試験範囲の総復習を行う予定です。

バタイユのマネ論(1)

本日より、バタイユのマネ論に関する論文を講読。思いのほかわかりにくかったようで、68ページ下から4行目まで。あくまでもおおざっぱな紹介なので、来週なんとか最後まで確認したいと思います。

amour nommé socratique (討論)

前回仏作文の正解です。 L'amour de la justice n'est en la plupart des hommes que la crainte de souffrir l'injustice.そして今回の課題。 「沈黙は、自分に自信がない人にとっての最も確実な策である。」 「ソクラテス的愛」に関する討論。日本における…

狂気について

本日は狂気についての討論。とくに、狂気=病という考え方について意見を交わしました。精神の病とされるものに関しては、みんな多少とも懐疑的のようでしたね。次のテクストでは、どのようにして狂気が医学の対象に還元されるようになったのかという歴史的…

第6課(2)

30ページTexte6を9行目まで終了。次回は第6課を終わらせる予定です。ディクテ範囲は、30ページ1行目から3行目まで。なお、前期期末試験の範囲は第1課から第6課まで。主に毎回のディクテ課題から出題するので、しっかり復習しておいてください!

フォリー=ベルジェールのバー(続き)

本日で、フーコーの『マネの絵画』を読了。絵画がそれまで隠そうとしてきたものを逆に見させようとする絵画、それがマネの絵画である、というフーコーの主張は、大筋において理解してもらえたのではないかと思います。次は、前期の残りの数回で、バタイユの…

amour nommé socratique (5)

仏作文前回課題の正解はこちら。 La bonne grâce est au corps ce que le bon sens est à l'esprit.今回課題はこちらです。 「正義への愛は、大多数の人間においては、不正を被ることへの恐れでしかない。」 本日「ソクラテス的愛」の項目を読了、少しだけ討…

ratioの到来

『狂気の歴史』のデカルトに関する箇所を本日ようやく読み終えました。次回は、次のテクスト『精神疾患と心理学』について簡単なイントロを行うつもりですが、その前に、狂気をめぐって簡単な討論をやりたいと思っていますので、話すことをいろいろ考えてき…

第6課(1)

第5課の残りを終えて、第6課へ。ブルゴーニュ地方の紹介ということで、中期留学先のブルゴーニュ大学の説明などを行いました。次回からTexteに入ります。なおディクテ範囲は、26ページ下から4〜2行目("Dans les petites rues, ... sur la Côte d'Azur…

フォリー=ベルジェールのバー

いよいよ最後の作品「フォリー=ベルジェールのバー」の分析。46ページの途中まで進みました。次回はこれを読み終えて、バタイユのマネ論に関する紹介を行う予定です。

amour nommé socratique (4)

まずは仏作文の正解から。 Il n'y a guère de gens qui ne soient honteux de s'être aimés quand ils ne s'aiment plus.今回の課題はこちらです。 「優雅さは身体にとって、精神にとっての良識に相当する。」 テクストは96ページ18行目まで終了。次回は…

第5課(2)

26ページのTexte5を、下から4行目の途中まで終了。ちょっと中途半端になってしまい、失礼しました。次回はこれを終わらせて、27ページ、さらには第6課へと進みます。次回ディクテ範囲は26ページ2行目から3行目まで("Pendant les mois de juillet,…

バルコニー

「バルコニー」に関する部分を最後まで読み終えました。次回からはいよいよ最後の作品「フォリー=ベルジェールのバー」に関する分析です。なお、フーコーのマネ論を読み終えた後は、バタイユのマネ論について書かれた文章を扱う予定です。

amour nommé socratique (3)

仏作文前回課題の正解はこちら。 La vérité ne fait pas tant de bien dans le monde que ses apparences y font de mal.今回課題はこちらです。 「もはや愛し合わなくなったときに、かつて愛し合ったことを恥ずかしく思わない人はほとんどいない。」 テクス…

卒論題目確認(2)

仏作文の正解はこちら。なお、仏作文課題はひとまず今回で終了です。 Nous n'avons pas assez de force pour suivre toute notre raison. 前回に引き続き、卒論題目の確認を行いました。だいたい大枠は定まったようなので、まずは参考資料を探し、少しずつ読…

第5課(1)

第4課の残りを済ませた後、第5課へ。25ページの文法事項の説明まで終了しました。次回のディクテ範囲は、22ページ下から4行目"Les habitants sont..."から"... dans ce pays accueillant."までです。

オランピア

40ページまで読了。「オランピア」のスキャンダルを光の表象という側面から読み解く箇所でした。

amour nommé socratique (2)

前回仏作文の正解はこちら。 On n'est jamais si heureux ni si malheureux qu'on s'imagine.今回課題はこちらです。 「真実が世界にもたらす益は、真実の見せかけが世界にもたらす害には及ばない。」 テクストは95ページの2行目まで終了しました。

卒論題目確認

本日は出席者が少なめだったこともあり、テクスト講読はやめて、来週行う予定にしていた卒論題目確認を行いました。とりあえず大枠は決まったようで何よりです。次回は、今日欠席していた人たちに題目について話してもらった後、テクストに戻ります。

第4課(2)

今回は22ページのTexte4を読み終えたところで終了。次回は23ページを簡単に済ませた後、第5課へと進みます。次回ディクテ範囲は、22ページの1行目から3行目"... l'Océan Atlantique."までです。

笛を吹く少年、草上の昼食

「草上の昼食」まで読了。フーコーが言っていることのすべてが腑に落ちるわけではないかもしれないけれど、それを読むことで、誰もが知っているマネの有名な作品に対して、これまでとは違った視線を注ぐことが可能になってきているのではないかと思います。

amour nommé socratique (1)

まずは前回仏作文の正解。 Le caprice de notre humeur est encore plus bizarre que celui de la fortune.次に今回課題です。 「人は決して、自分が思っているほど幸福でもないし不幸でもない。」 「愛」について、前回発言できなかった人にしゃべってもら…

狂気の脅威

前回仏作文の正解はこちら。 Ceux qui s'appliquent trop aux petites choses deviennent ordinairement incapables des grandes.今回の課題はこちらです。 「我々は、我々の理性全体に従うために十分な力を持ってはいない。」 テクストは69ページの下から…

第4課(1)

第3課22ページTexte4の発音練習まで終了。この課では文法の授業でまだやっていない内容が出てくるので、ややペースダウンです。なお次回のディクテは、18ページ7行目"Partout..."から9行目の"...jardins."までです。

給仕する女、鉄道

36ページ7行目まで終了。画布の平面性の話を終えて、光の問題へと移ります。

amour(4)

前回仏作文の正解はこちら。 Nous promettons selon nos espérances, et nous tenons selon nos craintes.今回の課題です。 「我々の気質の気まぐれは、運命の気まぐれよりもさらにいっそう奇妙なものである。」"amour"の残りの3行を読んだ後、討論。愛の本…

卒論面談

本日は第一回目の卒論面談。6月下旬の題目提出に向けて、テーマやタイトルについて相談を受けました。だいたい大筋は決まったように思うので、あと1ヶ月間、いろいろ本を読んでみて、可能な限り絞り込んでいってください。

第3課(2)

第3課をほぼ終了。19ページの最後5行が中途半端に残ってしまったので、来週はそこからやります。次回のディクテは18ページの1行目から3行目まで。本日提出してくれた自由課題は、来週までに添削して返却します。

アルジャントゥイユ、温室にて

33ページの9行目まで終了。今日は結構進みましたね。