講義日誌 yasuyuki shinkai

明治学院大学文学部フランス文学科 慎改康之

フーコーの著作(1)

前回途中まで読んだLes Mots et les choses 末尾のテクストについて簡単におさらいをした後、残った部分を読み終えました。もちろんここだけ読んでも「人間」の発明や「人間」の消滅が具体的にどういうことなのかわからないと思うので、授業のなかでまたあらためて触れたいと思います。

そしてその後、フーコーの主著を時代順に紹介。今日はフーコーの三つの軸について説明し、1961年の『狂気の歴史』および『カント『人間学』への序文』について簡単に解説しました。


次回は、『臨床医学の誕生』(1963)から話を始める予定。たぶん私がずっとしゃべることになると思いますが、念のため、本日配布したプリントも少しずつ読み始めてみてください。なおBBSには日本語訳も掲載しておきました。