市民ケーン(3)
まずは仏作文の正解。次回の課題はありません。
Pour ce qui est du cinema (En ce qui concerne le cinema), je prefere la comedie musicale au western.
市民ケーンの発表を本日で終了。そのあと時間が残ったので、以前にもちらっと紹介したことのあるベルクソンの映画批判について簡単に解説しました。運動を、踏破された空間と混同してはならないということ。したがって、運動を、空間における諸々の位置あるいは時間のなかの諸々の瞬間(「不動の断面」)によって再構成することはできないということ。そして20世紀の哲学者ジル・ドゥルーズはこうしたベルクソンのテーゼを取り上げ直しつつそれをいわば逆転させることによって映画を哲学することになるわけですが、これについてはまた後ほど。