講義日誌 yasuyuki shinkai

明治学院大学文学部フランス文学科 慎改康之

基礎研究

サルトル(1)

まずベルクソンの「記憶」について少々補足した後、サルトルの言う「自由」について。私の説明の仕方が悪かったのか、サルトルに共感した人は少なかったですね・・・まさしくこれが価値の相対性と言ってしまえばそれまでですが。 次回もサルトル。今度は、「…

ベルクソン(2)

本日はベルクソンによる「記憶」の理論について。二種類の記憶がある、という主張には、多くの人が納得できたようでしたね。 次回は、ベルクソンの言う精神的記憶について少々補足的に説明した後、サルトルをやります。

ベルクソン(1)

本日よりベルクソン。「持続」概念に関して簡単に説明した後、『創造的進化』の冒頭部分について発表してもらいました。私の存在は不断の変化である、という主張について、納得できたでしょうか? 次回は、やはりベルクソンの『物質と記憶』です。

レポートに関する修正

2013年度前期フランス学概説レポート、2013年度基礎研究レポートに関して、一部修正を加えましたので確認してください(修正箇所は赤字で示してあります)。 2013年度前期フランス学概説レポート2013年度基礎研究期末レポート

ヴォルテール(2)

本日はやはり『哲学辞典』より、「愛」の項目についての発表。愛とは何よりもまず身体的なものである、というヴォルテールの主張を、どのようにとらえたでしょうか?ライプニッツの楽天主義の話も出てきましたね。 次回からはベルクソンです。

期末レポート

2013年度基礎研究期末レポートについて、以下に詳細を掲載しましたので確認してください。 2013年度基礎研究期末レポート

ヴォルテール(1)

ヴォルテールの第一回は『哲学辞典』より「性格」の項目を発表してもらいました。性格は生まれつきのものであって変えることはできない、性格は身体の表面に表れる、という二つのテーマについて、どのように考えたでしょうか? なお、本日は期末レポートにつ…

デカルト(2)

『方法序説』第4部の「われ思うゆえにわれあり」のところについての発表。難しいところを、ご苦労様でした。その後で、『省察』で展開されている「方法的懐疑」を私が説明。いずれにしても、ちょっと近づきがたい内容だったのかなと思います。 次回からはヴ…

デカルト(1)

『方法序説』第三部の発表。デカルトが、真理の探究においてとりあえずの格率として定めたものについて考察しました。実践的規則として、私たちにとっても有益な考え方があったのではないかと思います。 次回は『方法序説』第四部。コギト・エルゴ・スムが出…

悲しみについて

本日より本格的に発表開始。モンテーニュの「悲しみについて」を4名の方に担当してもらいました。自分の体験も踏まえていろいろ考えてきてくれましたね。 次回はデカルト『方法序説』です。かなり難しくなるので、できるだけ、今日配ったプリントに目を通し…

うそつきについて

モンテーニュ『エセー』の「うそつきについて」を、私が担当して模擬発表を行いました。私たちにとって極めて身近なテーマなので、ある程度とっつきやすかったのではないかと思います。 次回からいよいよ発表開始。やはりモンテーニュの「悲しみについて」を…

イントロダクション

これもやはり、授業についての簡単な紹介。目的、やり方、成績の出し方について説明しました。 そして早速、発表担当者を決定。どうやらほぼ全員に発表をお願いすることができそうです。来週はまず私がモンテーニュ「嘘つきについて」を担当、模擬的に発表し…

フランス思想入門。16世紀から現代までの基本的なテクストの抜粋を日本語訳で一緒に読み、一緒に考えていきます。

レポート

本日はレポート日。お疲れさまでした!

総まとめ

前回の「パノプティコン」に関する話を少々補足した後、権力に関するフーコーの考え方が伝統的な考え方とどのように違うかということを解説。それから、人間中心主義についても、極めておおざっぱに説明しておきました。 来週はレポート。しっかり準備してお…

フーコー(2)

今回は『精神医学の権力』より、「パノプティコン」について。フーコーが「規律権力」と呼ぶ権力のメカニズムがどのようなものであるのかということを発表してもらいました。権力が下から来るということ、権力が自動的に働くということなど、フーコーの主張…

フーコー(1)

フーコー第一回は『知の考古学』。「言説」を語る主体から切り離して分析するという研究方法について語られている部分を発表してもらいました。納得いくところもあれば、納得いかないところもあったのではないかと思います。来週もしくは年明けの授業で少々…

ベルクソン(2)

今回は『物質と記憶』における二種類の記憶についての発表。細かいところはわかりにくかったかもしれないけれど、身体的記憶と精神的記憶があるという主張については理解してもらえたのではないかと思います。 次回からはフーコーです。

ベルクソン(1)

今日からベルクソン。まず、ベルクソンの言う「持続」について簡単に説明した後、『創造的進化』冒頭における「変化」の話を発表してもらいました。ポイントをうまく押さえてくれていましたね。 次回はやはりベルクソンによる「記憶」の話です。

ヴォルテール(2)

ヴォルテールの2回目は、やはり『哲学辞典』の項目から、「愛」について。最後に出てきたライプニッツの楽観主義に対する批判については、次回もう一度説明しようと思います。

ヴォルテール(1)

ヴォルテールの1回目。「啓蒙思想」について簡単に説明した後、『哲学辞典』の「性格」の項目について発表してもらいました。デカルトよりはとっつきやすかったのではないかと思います。

デカルト(2)

デカルトの2回目は「第二省察」。とことん疑った結果、「私」の存在だけは疑うことができないという結論に達したことに、必ずしも納得できなかった人もいましたね。これに関してはいろんな議論があるので、興味を持ったらぜひ調べてみてください。 次回から…

デカルト(1)

モンテーニュの次は、17世紀の哲学者デカルト。「方法的懐疑」によって確実な真理へと至るプロセスを辿るべく、今日はまず、第一省察について発表してもらいました。結構苦労したのではないかと思いますが、一生懸命考えてくれていましたね。 次回はいよい…

モンテーニュ(2)

前回に引き続きモンテーニュ。今回は、「われわれの幸福は死後でなければ判断してはならない」を、担当者に発表してもらいました。コメントを読んでみたところ、「幸福」についてのモンテーニュの考え方にみんなあまり納得がいかなかったようですね・・・ 次…

モンテーニュ(1)

本日はモンテーニュ『エセー』の「うそつきについて」を、私が担当して発表。レジュメを作成し、テクストを解説していきました。次回以降の発表担当者は、これを参考に準備してきてください。 なお、先週よりも出席者が増えたので、急遽教室を変更。おそらく…

アナクロニスム

今日の講読は180ページの一行目まで。アナクロニスムの話が出てきたところで終わりました。 この後の部分において、アナクロニスムの問題が少々深められることになります。しっかり予習してきてください。

イントロダクション

「基礎研究」は後期より開始。というわけで、第一回の今日は、授業の目的、やり方などについて、簡単な説明を行いました。発表担当者を募ったところあっという間に決定。頼もしい限りです。 ではこれから半年間どうぞよろしく!