講義日誌 yasuyuki shinkai

明治学院大学文学部フランス文学科 慎改康之

魂と身体

本日はまず、後期レポートについて説明。予定通り、最後の授業のときにその場で書いてもらう、というやり方でいきます。詳細は近日中に個人サイト上に掲載予定です。


そして前回のおさらいから、古代ギリシャにおける性倫理の具体的な話へ。今日はまず、ギリシャにおける性の節制が身体への配慮にもとづくものであるということ、そしてその身体への配慮はそれ自体を目的とするものではなく魂への配慮に従属するものであることを、フーコーの『快楽の活用』に依拠しつつ紹介しました。


次回は、やはりギリシャにおける夫婦間の貞節の問題と少年愛の問題についてしゃべる予定です。