講義日誌 yasuyuki shinkai

明治学院大学文学部フランス文学科 慎改康之

自由と権力

こちらもまずは、前期レポートについて。試験がよい、という声も少なくなかったけれど、シラバスにレポートと書いてあったのを見て履修したんだから、という主張が決め手となりました。


それから、前回話し始めた自由の問題について。自由を「決定」に対立するものとみなしつつ、さらには行動の自由から思考の自由へと考えをめぐらせることによって、少なくとも問題の複雑さは伝わったのではないかと思います。


そして次は、権力についてのフーコー的な考え方について少しだけ。次回もう少し詳しく説明し、権力の歴史的変容の話へと進みます。