講義日誌 yasuyuki shinkai

明治学院大学文学部フランス文学科 慎改康之

おすすめ映画紹介

こちらも休日授業なのでドゥルーズを離れ、個人的趣味による映画紹介など。今日はとくに、レンタルショップでもすぐにみつかりそうな娯楽作品のなかで、自分にとって印象に残っているいくつかのシーンを一応のつながりをつけて並べてみました。紹介したのは、ジョン・フォード(「リオ・グランデの砦」)、ハワード・ホークス(「赤い河」、「モンキー・ビジネス」)、フェデリコ・フェリーニ(「ジンジャーとフレッド」、(「道」))、ヴィム・ヴェンダース(「パリ、テキサス」)。本当はこの後、「ベルリン天使の詩」から不可視なる視線(天使=幽霊=カメラ?)つながりで黒沢清の「アカルイミライ」、さらにはそうした視線の相互性の欠落とある意味において反対の現象と思われる「ドッペルゲンガー」(過剰な相互性)へ、と考えていたのですが、時間切れ。


なにしろ映画に関して私はアマチュアでしかないので、あんな感じで果たして楽しんでもらえたかどうか。今日紹介したうちのいくつかでも見たいと思ってもらえたとしたらうれしいのですが。


来週からはドゥルーズです。