2006-11-06 第17回 『監獄の誕生』(1) 現代思想論 私は私自身を直接的に把握できるのかという、前回扱った問題に補足を加えることによって60年代の「知」の軸を終了、70年代の「権力」の軸へ。ただしここでもやはり、「主体の学」がいかに権力にとって有用なものとなりうるかという点に焦点を絞りながら解説していきます。まずは『監獄の誕生』について。これまでよりも話が具体的なので近づきやすいはずです。 参考文献デカルト『省察』 フッサール『デカルト的省察』 デリダ『声と現象』 フーコー『監獄の誕生』 フーコー『精神医学の誕生』