講義日誌 yasuyuki shinkai

明治学院大学文学部フランス文学科 慎改康之

大学院

言語行為としての告白

テクストは5ページの最後まで読了。言語行為としての告白をどのように特徴づければよいかということに関する記述がもう少し続きます。

告白とその効果

構造主義の説明などに結構時間を割いたため、テクスト講読は4ページ14行目まで。前のテクストより読みやすいかと思っていたのですが、必ずしもそういうわけではなさそうですね。ゆっくり説明しながら進めていきます。

精神医学と告白

今回よりMal faire, dire vrai開講講義を講読開始。3ページの二つ目の段落まで読み終えました。前のテクストより読みやすいかなと思ったけれど、細かく見ていくとやはり簡単ではありませんね。

告白と真理

前期から講読していたLes techniques de soiを今回で読了。次回からは、告白の問題を別の観点からとり上げ直したテクストMal faire, dire vraiに入ります。

自己の解釈学

1630ページ下から18行目まで終了。次回でこのテクストを終えることができそうです。

服従と観想

早速テクスト講読を再開し、1628ページの下から10行目まで読了。4世紀の修道院での「自己の検討」の話です。

罪の赦しと自己の開示

予定通りVの最後まで講読終了。その後、今年度修士論文を提出する予定の3名の方に、それぞれどんなことを書いているかしゃべってもらいました。水曜の中間発表が楽しみです。

キリスト教における自己の開示

1625ページの下から15行目まで読了。次回は切りのいいところまで読み終えた後、修論準備中の方々に論文の内容を簡単に紹介してもらう予定です。

夢解釈

1623ページ下から13行目まで読了。ストア派の自己の技術の次は、初期キリスト教の悔悛の話へと進みます。

アスケーシス

ストア派のアスケーシスに関するくだりを、1621ページ16行目まで読み進めました。

アナコレーシス

1619ページ7行目まで読了。ストア派における自己の実践に関して、自己の検討からアスケーシスへと進みます。

沈黙の聴取

テクストは1616ページ下から2行目まで読了。自己と真理との関係の変化にかかわる箇所です。

良心の検討

1614ページ下から5行目まで終了。エクリチュールの話の後は、主体と真理との関係が扱われます。

自己への配慮とエクリチュール

1612ページの最後まで読了。『アルキビアデス』の次は、帝政期のローマにおける「自己への配慮」です。

魂としての自己

1611ページ18行目まで読了。「自己への配慮」がどのようにして政治的野心を実現するための条件となるのかということを説明するために、イデア論や想起説にも少々触れておきました。

政治的野心と哲学的愛

テクストは1610ページ下から11行目まで終了。ギリシアにおける少年愛や、それに関するプラトンの考察についても、簡単に説明しました。

自己への配慮と自己の認識

1607ページの最後まで読了。古代世界における「自己への配慮」というテーマの重要性が述べられていました。

自己への配慮

本日は少しペースアップして1605ページの下から10行目まで読了。古代ギリシアを理解するための鍵とされる「自己への配慮」というテーマが登場しました。

自己に関して真理を語ること

本日より講読開始。1603ページの最後まで終了しました。最初はゆっくり、詳しく説明を加えながら進めていきます。

イントロダクション

テクスト(Michel Foucault, "Les techniques du soi")を配布し、ここで扱われている「自己の真理を語る」という問題のフーコーの研究全体のなかでの位置づけを簡単に説明しました。来週から早速読み始めていきます。

証人としての写真

テクスト講読は本日で終了。最後はちょっと駆け足になってしまいましたが、写真と絵画の関係について大筋は押さえることができたと思います。最終回の次回は、出席者一人ひとりの研究について、簡単に紹介してもらう予定です。

ハイパーリアリズム

テクストは19ページの下から13行目まで終了。ちょっと中途半端な終わり方になってしまい失礼しました。なお、履修者からの情報によると、テクスト内で"réalismes européens"と紹介されているものは、どうやら"figuration narrative"と呼ばれている潮流の…

ポップアート、メックアート

17ページ下から2行目まで終了。ダダとフォトモンタージュについては私の方で簡単に説明しました。

クロノフォトグラフィー

15ページ下から2行目まで終了。マルセル・デュシャンの偉大さを改めて思い知らされました。

自然の模倣と絵画

本日は13ページの最後まで終了。絵画が写真によって自然の模倣という役割から解放されたとしても、それでもやはり画家たちは制作に写真を利用し続けているという話でした。

スナップ写真とドガ

12ページ15行目まで読了。写真から多くの着想を得た画家として、とくにドガが詳しく扱われていました。

絵画の伝統と写真

本日より、絵画と写真との関係を扱った新たなテクストの講読開始。配布プリントの10ページ下から10行目まで読み終えました。現代の美術を考える上で欠かすことの出来ない知識が満載です。

フォトジェニックな絵画

本日でフロマンジェ論を読了。次回からは、写真と絵画との関係について扱ったテクストを扱う予定です。

1582ページ下から4行目まで読了。次回でフロマンジェ論を読み終えて、写真と絵画との関係について述べたテクストへと移ります。

写真、タブロー、出来事

1581ページの最初の段落まで終了。ようやくフロマンジェの話になってきましたね。