講義日誌 yasuyuki shinkai

明治学院大学文学部フランス文学科 慎改康之

2015-01-01から1年間の記事一覧

Quasi-corporéité du signifiant

今回からテクストに戻り、110ページから11ページにかけての "II. Quasi-corporéité du signifiant" を読みました。ひとまずこれで前期の授業は終了です。

卒論相談など

前期最終日の今回は、通常の授業は行わず、卒論についての相談を受けたり、ゼミ合宿の計画を立てたりしました。夏休み中に、できるだけたくさん書き進めてください!

Leçon 6 (2)

第6課En plusの、補語人称代名詞をともなう命令法まで終了。代名動詞の命令法までは終えることができませんでした。 来週は期末試験。しっかり復習して、前回よりいい点をとれるようがんばってください!

自己愛

前回仏作文の正解は以下の通り。 Quand on ne trouve pas son repos en soi-même, il est inutile de le chercher ailleurs.そして今回の課題です。 「我々の友人たちの友情が冷めたことに気づかないのは、友情の乏しさの証拠である。」 「ソクラテス的と呼…

L'existentialisme chez Hegel

先週に引き続き、「間接的言語と沈黙の声」の内容紹介。フッサールの歴史観との近さが感じ取れる内容でした。

討論

まずは仏作文の正解から。 Il y a de belles choses qui ont plus d'éclat quand elles demeurent imparfaites que quand elles sont trop achevées.今回の課題はこちらです。 「自分の希望や自分の欲望に限界を設けるよりも、自分の感謝に対して限界を設け…

Leçon 6 (1)

今日から第6課。代名動詞を中心に説明しました。とりあえず質問は出ませんでしたが・・・大丈夫でしょうか?次回は命令法からやります。

ソクラテス的と呼ばれる愛(討論)

まずは仏作文の正解から。 N'aimer guère en amour est un moyen assuré pour être aimé.今回の課題はこちらです。 「自分自身のなかに安らぎを見いだせないとき、それを別の場所に探しても無駄である。」 今日は「同性愛」に関する討論。ヴォルテールのホモ…

Merleau-Ponty et Malraux

本日は博士課程在籍中のC・・・君による発表。途中で講読を中断してしまった「間接的言語と沈黙の声」について、内容を紹介してもらいました。いろいろ質問していたら時間切れになってしまったので、来週続きをやります。

卒論プランの作り方など

まずは仏作文の正解。 Il est bien malaisé de distinguer la bonté générale, et répandue sur tout le monde, de la grande habileté.そして今回の課題です。 「美しいもののなかには、それが不完全にとどまっているときの方が、それがあまりにも完成され…

Leçon 5 (2)

本日で第5課をEn plusまで終了。所有代名詞、非人称構文などを学びました。この調子だと、試験範囲は第6課までとなりそうです。

ソクラテス的と呼ばれる愛(4)

仏作文の正解はこちら。 La confiance de plaire est souvent un moyen de déplaire infailliblement.今回の課題はこちらです。 「愛においては、あまり愛さないことが、愛されるための確実な方法である。」 今日はまず、論文を書く際の心構えについて説明。…

logique incarné

110ページまで読了。メルロ=ポンティにおいては、言語に関する考察を特徴づけているのもやはり両義性および有限性に関する思考であるということを感じる一節でした。

Leçon 5 (1)

本日は第5課。厄介な補語人称代名詞をだいたい終えました。直接目的補語と間接目的補語の違い、そして代名詞になったときの語順など、理解できたでしょうか?理解したら、今度は覚えないといけません・・・来週また少し復習する予定です。

ソクラテス的と呼ばれる愛(3)

仏作文の正解はこちら。 La pompe des enterrements regarde plus la vanité des vivants que l'honneur des morts.そして今回の課題です。 「自分が気に入られているという自信は、しばしば、確実に嫌われる原因となる。」 今日は期末レポートについて少し…

Retour au sujet parlant

講読は108ページの下から11行目まで終了。ソシュールから言語の現象学へと向かうところです。

権力、真理、快楽

仏作文の正解はこちら。 On ne peut répondre de son courage quand on n'a jamais été dans le péril.今回課題はこちらです。 「あまねく万人に広がる善意と、大いなる巧妙さとを区別することは、非常に難しい。」 テクスト講読は103ページの下から11…

Leçon 4 (2)

本日は第4課をEn plusの最後まで終了。次回から第5課に入ります。 今日は教室が暑かったようで失礼しました。辛抱たまらないようなら遠慮なく言ってください!

ソクラテス的と呼ばれる愛(2)

仏作文の正解はこちら。 On ne blâme le vice et on ne loue la vertu que par intérêt.今回の課題はこちらです。 「葬式の盛大さは、死者の名誉よりも生者の虚栄にかかわる。」 テクストは95ページの下から4行目まで。次回で何とか読み終えることができ…

Phénoménologie du langage

本日より、「言語の現象学について」の講読開始。初期フッサールと後期フッサールとでは言語に関する考え方が違うという話でした。106ページ下から6行目まで読了です。

性の快楽と真なる言説

まずは仏作文の正解です。 Les plus sages le sont dans les choses indifférentes, mais ils ne le sont presque jamais dans leurs plus sérieuses affaires.今回の課題は以下のとおり。 「一度も危険に身をさらしたことがないとき、人は自分の勇気につい…

Leçon 4 (1)

まずは先週の中間試験の答案を返却。自己採点と比べて多少はよかったのではないかと思いますが、どうでしょうか?授業は、第四課の3疑問代名詞まで終了。今日はかなり盛りだくさんで整理できていないかと思うので、来週はちょっとスローダウンする予定です。

ソクラテス的と呼ばれる愛(1)

仏作文の正解は以下の通り。 On n’oublie jamais mieux les choses que quand on s’est lassé d’en parler.今回の課題です。 「人が悪徳をとがめるのも、美徳をたたえるのも、私利私欲からにすぎない。」 テクストは95ページの4行目まで。今回はだいぶ意味…

le fond de silence

58ページの下から17行目まで終了。来週は、残りの部分を読んだ後、「言語の現象学について」に進みます。

欲望と快楽

前回仏作文の正解はこちら。 Toutes les passions ne sont autre chose que les divers degrés de la chaleur, et de la froideur, du sang.今回の課題はこちらです。 「最も賢明な人々は、どうでもよい事柄においては賢明であるが、彼ら自身にとって最も深…

中間試験

本日は予定通り中間試験。そして4限には早速、答合わせと解説をやってもらいました。自己採点によってある程度結果はわかったかと思いますが、部分点などの関係でどうなるか、来週をお楽しみに!

Comme le tisserand

57ページ19行目まで読了。協議の結果、第一部を読み終わった後は、「言語の現象学について」に移ることになりました。

愛(討論)

仏作文正解はこちら。 La durée de nos passions ne dépend pas plus de nous que la durée de notre vie.そして今回の課題です。 「いろんな事柄についてうんざりするほど話したときほど、その事柄を見事に忘れてしまうことは決してない。」 本日は「愛」に…

卒論題目について

本日は、来月提出の卒論題目届けの準備として、一人ひとりに自分の卒論テーマについてしゃべってもらいました。そのまま行けそうな人、これから調べてみないとやれるかどうかわからない人、いろいろでしたが、だいたいみんなある程度の方向性は見えてきたの…

Leçon 3 (2)

本日は第三課En plusの3「男性第二形を持つ形容詞」まで終了。ただし、来週の中間試験は、きりのいいところで、第一課から教科書21ページのExercicesまで、ということにしました。しっかり復習して、満点とれるようがんばってください!