講義日誌 yasuyuki shinkai

明治学院大学文学部フランス文学科 慎改康之

陶片追放

アリストテレス政治学』のなかの、陶片追放に関する記述について。他の人々よりもはるかに優れた人々を追放する制度としての陶片追放は正当化可能なものではあるけれど、徳において圧倒的な優れた人が現れた場合には、他の人々はその人に自ら進んで従わねばならない。これが、アリストテレスの主張でした。


来週は、今日軽く触れることしかできなかった君主制的パレーシアの話を補足しつつ、みなさんに書いてもらった質問にも答えながら、前期全体のまとめをやる予定です。