講義日誌 yasuyuki shinkai

明治学院大学文学部フランス文学科 慎改康之

批判哲学と有限性

『言葉と物』における「深層の発明」の話を、カントの「物自体」に関連付けて解説。そこから、「批判哲学」と有限性の問題へと持って行きました。要するにフーコーは、カントの哲学を、「深層の発明」の帰結のうちのひとつとして位置付けているということ。


そしてそこから人間の登場、さらには人間学の眠りへ、とつなげるはずだったんだけど、時間切れ。次回は、経験的有限性と同じものであると同時に異なるものとして見出されることになった基礎的有限性について補足することから始めるつもりです。