マネの革新
今回から仏作文の課題を出します。なるべく卒論レジュメで使える表現を用意する予定です。
「我々はこの研究において20世紀フランス哲学の本質を把握しようと試みた。」
フーコー『マネの絵画』について、まずは私が冒頭の数ページを訳して解説しました。マネが単に印象主義の先駆者であるばかりでなく、西欧絵画の歴史を根本的に変革した画家であるということ。そしてその変革が絵画の物質性をめぐる扱い方の逆転にあるということ。これを踏まえて、それぞれの作品に関する分析を読んでいきたいと思います。
その前に来週は、卒論タイトルの決定に役立つように、論文の書き方についての簡単な説明を行います。
なお今日の授業後は早速2名の方と卒論面談。今のところはいくつかの方向性を模索しつついろいろな資料にあたってみることが肝要です。