講義日誌 yasuyuki shinkai

明治学院大学文学部フランス文学科 慎改康之

権力について

前回発表を受けて、ミシェル・フーコーの続き。今回はフーコーの考える「権力」とはどのようなものなのか、そしてそのメカニズムの歴史的変化が、どのようにして新たな処罰形式を可能にしたのかということについて、補足的に説明しました。


次回、今年度の最終回では、人々の関心が犯罪行為から犯罪者へ、「何をしたのか」から「お前は誰か」へと移行したことについて、やはり権力との関係にもとづいて考察する予定です。