講義日誌 yasuyuki shinkai

明治学院大学文学部フランス文学科 慎改康之

パノプティコン

まず前回に出たいくつかの質問に対する回答。前回同様ちょっと時間をかけすぎてしまったかもしれませんね。


そしてそのあとで、規律権力の視覚的形式としてのパノプティコンについて。ここから個人の真理の問題へ、そしてそこから性的欲望の問題の再検討へ、とつなげたつもりだったのですが、ちょっとわかりにくかったでしょうか。いずれにしても『監獄の誕生』の話はこれで終了。来週は精神分析の問題へと移行します。