講義日誌 yasuyuki shinkai

明治学院大学文学部フランス文学科 慎改康之

第13回 映画と自由間接話法

今日から本格的に講義を再開。ベルクソンのイマージュ論のところから簡単におさらいをした後、知覚イマージュへ。映画における主観的知覚と客観的知覚との分かち難さが言語における自由間接話法の問題と交叉するという(パゾリーニに依拠した)ドゥルーズの議論を、途中まで紹介。というか、まずは自由間接話法についてちょっと時間をかけて説明しました。紹介した映像は、エルンスト・ルビッチニノチカ」とエリック・ロメール「聖杯伝説」の、それぞれ冒頭のシーン。


なお来週は校務のため、明学、青学ともに休講とさせてもらいます。またまた時間があいてしまいますが、続きは再来週ということで。